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シェフのダニエル・ブールー(Daniel Boulud)氏は、ニューヨーク、そして世界中の飲食業界における伝説的存在だ。

彼はニューヨーク、マイアミ、モントリオール、シンガポール、ドバイなど、世界各地で数多くのレストランを経営している。1993年にオープンしたアッパーイーストサイドの『Daniel(ダニエル)』は、現在ミシュランふたつ星を獲得している。

ニューヨークの東65丁目に店舗を構えるレストラン『ダニエル』。
 ブールー氏は世界的に有名な美食の地、フランスのリヨン育ちである。フランスで修業を積んだブールー氏は、やがて料理のキャリアを追求するために渡米。以来ブールー氏と彼のレストランは数え切れないほどの賞を受賞し、その過程で時計を何本も手に入れたそうだ。

『ダニエル』の厨房に立つシェフ、ダニエル・ブールー。
 我々は彼自身の名を冠したレストラン『ダニエル』に赴いてブールー氏のキャリアと何本かの時計について話を伺い、さらに営業中のレストランシーンの撮影もさせてもらった。ご覧のとおりブールー氏の腕時計の多くには、彼のシェフとしてのキャリアをたどる物語が添えられている。リシュモンのボス、ヨハン・ルペール(Johann Rupert)氏が『ダニエル』で食事をしているときに手首につけていた時計を目ざとく見つけたり、ニューヨークのティファニー本店を改装してレストランを開いたり、ブールー氏と時計とのつながりは深い。プロフェッショナルな話題もありつつ、特に感動を呼んだのはもっと個人的なストーリーだった。私が何を言っているのかは、映像を見れば分かるだろう。

 ニューヨークの名レストラン『ダニエル』を会場に、シェフであるダニエル・ブールー氏とのTalkingWatchesをお楽しみいただきたい。

ロレックス GMTマスター II “ルートビア”

 レストラン『ダニエル』に入ると、シェフがSSとエバーローズゴールドのロレックス GMTマスター II “ルートビア”を着用して待っていてくれた。視認性に優れ、丈夫で大きすぎない。2018年に発表されたこのモデルは信頼性が高く堅牢なスポーツウォッチであり、私や読者諸君、ダニエル・ブールー氏が現代のロレックスに求めるものすべてを備えている。つまりGMTマスター IIは、厨房でバタバタ動き回るのにうってつけの時計なのだ。画像では傷や汚れも写り込んでいるが、それこそがブールー氏がGMTを頻繁に着用している証左であり、この時計をますます魅力的なものとしている。


ロレックス “ゼニス” デイトナ

 次に紹介するのは、ブールー氏所有のホワイトダイヤルのロレックス “ゼニス”デイトナ Ref.16520だ。1988年に発表された初の自動巻きデイトナで、ロレックスによって大幅な改良が加えられた有名なゼニス製エル・プリメロを搭載している。歴史やスペック以上に、この時計はブールー氏と最も長い時間を共有している時計のひとつであり、彼にとって初めてのロレックスでもある。それも自分で買ったものではなく、親しい友人からの贈り物だった。その経緯は特にパーソナルな話で、動画のなかの彼自身の言葉からその想いを感じ取って欲しい。

ロレックス GMTマスター II “ペプシ”

 「ロレックスをつけるのが好きですね。厨房で一番快適ですから」とブールー氏は語る。ルートビアと“ゼニス”デイトナに加え、彼は2018年にロレックスが初めて(ジュビリーブレスレットで)復活させたSS製のペプシを所有している。その直後にロレックスは、オイスターブレスレット仕様のペプシを追加した。特にこのロレックスコレクションは、ブールー氏が後援者となっている慈善団体を運営するトロントの友人とのつながりで収集したものだという。

 「私にとってそれぞれが思い出深いのです」と、ブールー氏はこれらの時計について語る。

ロレックス GMTマスターII “バットマン”

 ブールー氏は疑いようがなくロレックス党であり、とりわけGMT派である。次に紹介するのは、ロレックスが2013年に初のバイカラーセラミックベゼルで発表したブルー&ブラックベゼルのGMTマスター II “バットマン”だ。ここで見られるジュビリーブレス付きのバットマン(一部では“バットガール”と呼ばれている)は、2019年に派生モデルとして追加された。ブルーとブラックの組み合わせはGMTマスター系では歴史的に前例がなく、その登場はペプシベゼルが製造困難だったことから代替とした結果だという説もあったが、ペプシは数年後に初のWG製GMTマスター IIで実現することになる。いずれにせよ、ブールー氏のGMTマスターコレクションを総括するようなモデルである。

ロレックス スカイドゥエラー

 最後にSS製のロレックス スカイドゥエラーを紹介しよう。GMTマスターがトラベラーズウォッチの元祖だとすればスカイドゥエラーはその改良型で、24時間表示の年次カレンダーを搭載している。ダイヤルカラーはホワイトで、シェフの白衣によく映える。

パネライ ラジオミール ブラックシール

 パネライの時計はさまざまな要素で知られているが、ブールー氏のセラミック製ラジオミール ブラックシール(Black Seal)ではその実力をいかんなく発揮している。また時計以上に、ブールー氏がパネライに出合うまでの経緯は、入場料を払ってでも聞く価値がある。ある晩、リシュモンのボス、ヨハン・ルペール氏が彼のレストランでディナーをしていたというのが話の導入部だ(パネライはリシュモン傘下である)。
 ブールー氏は自分のレストランで食事をしてくれた彼に挨拶とお礼を言いに行ったとき、時計マニアの性分からルペール氏が手首に何をつけているのかを見抜こうとしたという。パネライのケース形状は特徴的なため、ひと目でそれと分かった。ブールー氏がフィレンツェの同ブランドから初めての時計を手にするまでに、そう時間はかからなかったようだ。

パネライ グラントゥーリズモ フェラーリ クロノグラフ

 ブールー氏のパネライに対する愛情はそれだけにとどまらない。これはフェラーリのためのパネライ グラントゥーリズモ クロノグラフで、スクーデリアのクラシックカラーを示す鮮やかなイエローダイヤルを備えている。12時位置のダイヤルを飾るのはフェラーリの名と疾走する馬の姿だけなので、知らなければパネライだとは分からないだろう。パネライとフェラーリは長年にわたって数々のコラボレーションモデルを発表してきたが、このコレクションは2006年にマラネッロのフェラーリ工場で発表された。
 インタビュー中、ブールー氏はモントリオールで翌週に開催されるF1レース観戦が楽しみだと語っていた。

パネライ ラジオミール 8デイズ GMT オロロッソ

 パネライのファンであるブールー氏は、50歳の誕生日にパネライから時計を贈られた。それもただのパネライではなく、ローズゴールド無垢のラジオミール 8デイズ GMT オロロッソである。これは2012年に発表された500本限定のRef.PAM00395で、ブールー氏のルートビア GMTと同じくローズゴールドにブラウンダイヤルが特徴的だ。

 内部にはCal.P.2002が搭載されている。特に見分けやすいポイントは、ブリッジがくり抜かれてムーブメントの輪列と主ゼンマイが露出している点だ。

 「厨房でつけることは滅多にありません」とブールー氏は付け加えた。

カルティエ サントス100

 フランス人であるブールー氏は、カルティエに特別な親近感を覚えるという。しかしこれまでの彼の嗜好が示すように、彼はドレスウォッチよりもスポーツウォッチ派だ。このカルティエ サントス100はローズゴールドのベゼルとDLCコーティングを施したカーボンケースに、ブラックのナイロン製“トワル・ドゥ・ヴォワール(帆布)”ストラップを組み合わせたモデルだ。彼のコレクションにある他社のモデルと同様、サントスもプレシャスメタルをスタンダードなスポーツウォッチにほどよく落とし込んでいる。
 「アメリカに来て最初に買った時計は、小さなタンクでした」とブールー氏は語る。今つけるにはちょっと小さいし、エレガントすぎると彼は説明していた。しかしこのサントス100はぴったりなようだ。

オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

 オーデマ ピゲがロイヤル オーク オフショア クロノグラフを発表したのは1993年(偶然にもブールー氏が自身の名を冠したレストランをオープンしたのと同じ年だ)。男性用モデルの平均が直径36mm程度だった当時、この“ビースト”は大きく大胆なスポーツウォッチの時代を切り開いた。

 「これは夏用の時計ですね」とブールー氏は語る。

ウブロ クラシック・フュージョン クロノグラフ

 ブールー氏によると、ウブロの前CEOであるジャン-クロード・ビバー(Jean-Claude Biver)氏はニューヨークにいるときはいつも彼のレストランを訪れていたという。親交が深まり、ビバー氏はブールー氏に毎年特大のチーズを贈っていたらしい。ブールー氏はビバー氏のチーズが彼の言うとおり絶品であると証言してくれた。
 ブールー氏は以前にもう2、3本ウブロを持っていたものの、自分のレストランで長年貢献してくれた従業員に譲ってしまったという。しかしこのクラシック・フュージョン クロノグラフは残っている。

https://www.jpan007.com/brands-category-b-1.html

https://www.jpan007.com/brands-category-b-3.html

正確にはロレックスのエクスプローラー Ref.1016の愛好家として知られている。

しかし彼の時計への興味はロレックスの質素でコンパクトなスポーツモデルだけにとどまらない。ヴィンテージのホイヤーや、ミッドセンチュリーのヴァルカン クリケット、そしてエクスプローラーのなかでも一風変わったモデルであるエクスプローラーIIまで、パーク氏は特に1970年代の個性的な時計に愛を注いできた。

 「子供のころから時計が大好きだったんです」と47歳(記事掲載時)の俳優であり作家、コメディアンでもあるパーク氏は語る。「自分のことをコレクターとまではいえませんが、気づかないうちに集めていましたね。時計が壊れて使えなくなっても、手放さなかったので」


それらの大半は、多くの人が子供時代に使っていたであろう手ごろなクォーツウォッチだった。転機が訪れたのは2015年か2016年ごろのこと。「『フアン家のアメリカ開拓記(原題: Fresh Off the Boat)』に出演して数シーズン経ったころで、人生で初めて、そう、お金に余裕ができたんです」とパーク氏は言う。「それで自分へのご褒美に、ロレックスを買おうと思ったんです。韓国系移民の家庭で育った僕にとって、ロレックスはアメリカでの成功を象徴する究極のシンボルのようなものでした」


彼はロレックスの販売店に入り、“バットマン”GMTを見つけて購入した。「まだ店舗に行けば買えた時代でした」と彼は言う。このバットマンはコレクターを含む多くの人から称賛され、パーク氏はさらに時計収集に興味を持つようになった。そこから収集への本格的な道が始まった。


ここに紹介するのはパーク氏のコレクションに含まれる時計の一部と、個人的および仕事上で重要な意味を持つ収集性の高いコミック本である。

スウォッチ イェーガーマイスター GB404
これはおそらくパーク氏にとって最初の時計で、1980年代のイェーガーマイスターとのコラボモデルだ。若いころに彼はこのプラスチック製のクォーツモデルを使い古し、やがてどこかでなくしてしまった。

その後パーク氏が時計収集にのめり込むと初心に立ち返り、長いあいだ行方不明になっていたこの最初の時計を買い直すことにしたという。彼はその時計のイメージが鮮明に思い浮かんだと語る。「記憶というのはある物ごとを自分なりに覚えていても、その後それに触れたとき、記憶していたものと微妙に違うと感じることがあります。記憶やイメージが何かの影響で変質していることが多いのでしょう。でもこの時計に関しては、すべてが記憶どおりでした」


スウォッチのイェーガーマイスターモデルを探すためにパーク氏はeBayを利用したが、まったく同一のモデルを見つけるのは容易ではなかった。「eBayにはスウォッチがたくさん出品されていて、80年代のモデルも多いのですが、このモデルはなかなか見つかりませんでした。スウォッチが流行し始めたころの最初のシリーズにラインナップされていたものです。僕が小学生だったころだと思います」

 「今でもときどきつけています。控えめな印象のスウォッチで、子供のころはそれが好きだったのを覚えています。友達の何人かは派手でカラフルなスウォッチを持っていましたが、僕のはどこか大人っぽくて、お父さんがつける時計のように感じていたんです」


ロレックス エクスプローラーII Ref.1655


 『アクアマン(現代:Aquaman)』の次回作を完成させようとしていたパーク氏は、これまでの習慣に従ってプロジェクト終了後のご褒美に腕時計を購入することにした。「よし、ずっと欲しかったものを買おうと思い、エクスプローラーII Ref.1655を手に入れることにしました」

 「エクスプローラーIIが洞窟探検家のために特別に作られたというストーリーが大好きなんです」とパーク氏は言う。「用途が特化しているのが魅力的で、少し滑稽にも感じます。これまで1度も洞窟探検家に会ったことはありませんが、彼らのためだけに時計が作られているのがおもしろいですね。それほど売れなかったのも不思議はありません。確か1971年に発売された個体だと記憶しています。僕のは1974年に購入されたものなので、そのあいだずっと店頭に残っていたのでしょうね」


パーク氏は70年代の時計が大好きで、この年代の時計を多く所有している。このエクスプローラーIIはエリック・ウィンド(Eric Wind)氏から購入した。「彼は信頼できる素晴らしい人です。ヴィンテージ時計を集めるうえで信頼できる相手がいることは本当に重要です」
ヴァルカン ローズゴールド製クリケット Cal.120

「時計としてのクリケットが大好きなんです」とパーク氏は言う。「クリケットの歴史、大統領の時計としての歴史が好きなんです」。しかしローズゴールド(RG)製のモデルに出合ったとき、似たものを見たことがなかったので、本物かどうか少し疑いました。そこでエリック・ウィンド氏にその時計の写真を見せると、いい個体だと保証して不安を和らげてくれたそうだ。

 「アラームの音をとても気に入っています。古きよきの鐘のような音で、その音から時計の歴史を感じることができます」とパーク氏は言う。
ホイヤー シルバーストーン Ref.110.313R

ホイヤーのなかでもシルバーストーンを選んだことから、70年代の時計に対するパーク氏の愛着が伝わってくる。このデザインは彼に1970年代のテレビを思い起こさせるという。シルバーストーンはカレラやオータヴィア、モナコほどの人気はないかもしれないが、その独特な魅力と大振りなサイズがパーク氏がこの時計を身につける理由となった。彼はこの時計をDCヴィンテージ・ウォッチのニック・フェレル(Nick Ferrell)氏から購入した。
 「この時計は僕が生まれた1974年に発売されました」とパーク氏は語る。「この大きなケースや、70年代らしいクラシックなデザインが本当に気に入っています。この時計はプロダクション会社Imminent Collisionを設立したときに手に入れました。ほかの人のためにプロジェクトや機会を作るのは、昔からやりたかったことです。旧友のヒエウ・ホウ(Hieu Ho)とマイケル・ゴラムコ(Michael Golamco)と一緒に会社を立ち上げました」

もうひとつ
イエロー・クロウ1巻 漫画本(1956年)
 パーク氏が初めて手にした高級時計はロレックスのバットマンだった。子供のころにコミックを集めていたことを考えるとふさわしい選択だ。現在パーク氏はマーベル・ユニバースで秘密諜報員ジミー・ウー役を演じている。ジミー・ウーは、マーベルの前身であるコミックアトラスの『イエロー・クロウ(原題:Yellow Claw)』の1巻で初登場したキャラクターだ。

 「僕はアジア系アメリカ人研究のバックグラウンドがあり、このコミックの表紙には心に強く響くものがたくさんありました。特にイエロー・クロウというキャラクターは、本質的にはフー・マンチューは黄禍論(黄色人種が白色人種を凌駕するおそれがあるとする主張)といった人種差別的なカリカチュアです」とパーク氏は言う。「とても興味深かったのは、そのような人種差別的なカリカチュアを悪役にしながらも主人公をアジア系アメリカ人にしたことです。当時としては非常に興味深い試みだったと思います」


このコミックは購入時保護ケースに入れられ、保存状態に対するグレーティングが表示されていたが、パーク氏は届いた後にケースを開けてページをめくったという。「子供に戻ったような気分でした」と彼は振り返る。「時計についても僕は同じように考えています。所有して、身につけて、実際に使いたいんです。価値にはあまり関心がなく、楽しむことが1番大事です」

https://www.hicopy.jp/brand-copy-IP-1.html

https://www.hicopy.jp/brand-copy-IP-26.html

時計広告に隠された巧妙な販売戦略

腕時計の広告、さらには最近の腕時計写真全般で最も顕著な特徴のひとつが時・分針の位置である。それが手ごろなスウォッチであろうと、最高級のパテック フィリップであろうと関係ない。針は例外なく10時10分、もしくはそれに近い位置にセットされている。そして驚くべきことに、この配置にはあなたがその時計を買いたくなるよう誘導する仕掛けが隠されているかもしれないのだ。


この隠されたメッセージの背後にあるのが“パレイドリア(pareidolia)”という現象である。これはギリシャ語に由来する言葉だ(特筆すべき用語はたいていギリシャ語が起源だ)。パラ(para)は“近しい”や“代わりに”という意味があり、エイドロン(eidolon)は“イメージ”や“形”を指す。この言葉は人間の心(おそらくその他の動物の心も)が、視覚的なイメージのなかに意味のあるパターンを見出そうとする傾向を表している。そうやって認識したパターンには実際に意味がある場合もあれば、特になく思い過ごしである場合もある。具体例を挙げるなら、雲を見つめているうちに顔や家畜の形が見えてくるうようなものだ。また、過去に火星の表面で観測された“運河”も思い浮かぶ。これもパレイドリアの典型例だ。火星にはこの現象を刺激する要素が豊富なようで、以前話題になっていた“火星の顔”もその一例だろう。

バイキング・オービターが1976年に撮影した“火星の顔”(写真中央上)。

2001年にマーズ・リコネッサンス・オービターによって再撮影された同じ地形(2007年公開)。
パレイドリアがなければ絵文字はうまく機能しなかった、あるいは少なくとも今ほど便利には使われなかっただろう。たとえば、?という絵文字について考えてみてほしい。私たちはこれをごく自然に、そして瞬時に“困惑”や“軽度の悲しみ”、“失望”を表現する顔として解釈する。この解釈は本能的すぎて、脳が実際にはどれほど少ない情報でそれを行っているかを意識するのが難しいほどだ。この絵文字には塗りつぶされた円が描かれている。しかし冷静に考えると、この幾何学的な円は人間の頭の実際の形とほとんど共通点がない。もしこの両者がイコールなら、コンパスさえあれば誰でもレオナルド・ダ・ヴィンチになれるはずだ。そこにふたつの点と左右非対称にカーブした1本の線が描かれているだけで、それ以上の情報はない。
 絵文字や少しでも“顔らしい”ものを目にしたときに起こるのは、顔認識に特化した脳の一部が活性化するという現象だ。この領域は“紡錘状回顔領域(fusiform facial area)”と呼ばれ、脳の下部後方(側頭葉の腹側面)に位置する(神経解剖学に興味のある人ならおなじみだろう)。興味深いことにこの紡錘状回顔領域は、実際の顔よりも絵文字のような単純な形状に対して素早い反応を見せるようだ。この現象は進化の過程で、人間がごくわずかな情報から表情を読み取り、感情を判断する能力を発達させた結果だと考えられている。

ロレックス オイスターの広告(1927年)。針が10時17分に設定された例だ。Image, Rolex.org
腕時計広告における針の設定が“10時10分”と関係する理由は一体何なのだろうか? 話はここからさらに深まる。2008年、ニューヨーク・タイムズでアダム・アンドリュー・ニューマン(Adam Andrew Newman)氏が同テーマについて執筆した記事で、この慣習が普及している実態について触れた。当時ユリス・ナルダンのマーケティング責任者であったスザンヌ・ハーニー(Suzanne Hurney)氏は、この記事のなかで「10時10分の針の配置はスマイリーフェイス(顔文字の笑顔)のような印象を与えてくれるので、可能な限りその配置を採用するようにしている」とコメントしている。ここでも再びパレイドリア(視覚的錯覚)が登場するわけだ。また、当時タイメックスの社長だったアダム・グリアン(Adam Gurian)氏はニューヨーク・タイムズに対して「弊社では常に針を10時9分36秒に設定して撮影している。たとえその配置によって、時計の一部の機能や特徴を隠してしまったとしてもだ」と語っている。

しかしながら、認知科学的な根拠が明確に示されたのは2017年のことである。この年、心理学の専門誌『Frontiers In Psychology』が「なぜ時計広告の針は10時10分に設定されているのかという心理学的実験(Why Is 10 Past 10 the Default Setting for Clocks and Watches in Advertisements? A Psychological Experiment)」と題した研究を発表した。この研究では「10時10分に設定された時計は、観察者の感情や購入意欲に対し顕著にポジティブな効果をもたらした。しかし8時20分に設定された時計は、感情や購入意欲に何の影響も与えなかった。また10時10分に設定された時計は、男性よりも女性において、より強い“喜び”の感情を引き出した」との結果が示された。
検証の方法はシンプルである。研究者たちは20種類の時計をそれぞれ10時10分、11時30分、8時20分に設定して撮影し、計60枚の写真を作成した。この写真を最初の実験では男性20人、女性26人、2回目の実験で男性11人、女性12人に見せた。その結果10時10分の配置がほかのふたつの設定よりも最も高い“喜び”の感情を引き起こすことがわかった。また10時10分は唯一、笑顔に見える配置として認識された。

検証の際に使用された時計の画像。ブラッドリー・ラング自己評価マネキンと対応。『Frontiers In Psychology』より。
正確を期すために補足すると、ジェームズ・ステイシーが指摘していた興味深い事実がある。それは時計の針を“10時10分”に設定すると口では言うものの、実際には針が“10時8分”から“10時10分”のあいだに設定されていることが多いという点だ。これは分針の先端がちょうどインデックスの上に来ると分針の先端が見えにくくなるうえ、微妙な非対称性が生じてスマイリーフェイス効果を損なう可能性があるためである。
10時10分の配置は時計を購入する際の抵抗感を減らす効果があるものの、この小規模な実験ではその配置だけで実際に購入を決断させるほどの強い効果は見られなかった。ただし競争の激しいアナログウォッチの販売市場では、どんな小さな優位性も活用する価値があるだろう。研究論文にはこう記されている。「この研究は、10時10分のようなスマイリーフェイスに見える時刻設定を用いることで、観察者の感情的な反応や時計の評価にポジティブな影響を与えられるという事実を初めて実証的に証明した。ただし観察者は、時刻設定がこの効果を引き起こしていることに気付いていない」

時計広告で針を10時10分に設定する習慣が一般的になり始めたのは、1950年代以降のことである。それ以前の広告では、時刻設定はもっと雑然としていたようだ。たとえば1927年のロレックスの広告(メルセデス・グライツのイングランド海峡横断泳を題材にしたもの)では、時計の針が10時17分に設定されている。この時代にも10時10分の設定が使われることはあったが、現在ほど広く普及していたわけではない。また“8時20分”という配置も人気の選択肢だった。これは少し不機嫌そうな顔に見えるものの、時計が贅沢品ではなく必需品だった時代には“時を刻むことは真剣な行為である”という印象を与えるのに役立っていたのかもしれない。さらにこの位置では、針がブランドロゴを隠さないという実用的な利点もあった。

デジタルウォッチについてはどうだろう? 網羅的な調査をしたわけではないが、驚くべきことにタイメックスのデジタルウォッチもアナログと同じく“10時9分36秒”に設定されている。一方、カシオのG-SHOCKはデジタルディスプレイの時刻が一律で“10時58分50秒”に設定されており、日付は常に“6月30日 日曜日”だ。アナログとデジタルが組み合わさったアナデジモデルでも日付は同じく6月30日だが、針の時刻は“10時9分36秒”に設定されている。この点ではタイメックスとの差別化が図られているといえる。

なぜ6月30日なのか? 最初はまったく見当がつかなかった。もちろん、6月30日にはいろいろな出来事が起きている。グレゴリオ暦が採用された1582年以降6月30日は実に440回存在しているし、ツングースカ大爆発のおかげで“国際小惑星デー”にも指定されている。しかしこの記事を公開する前に同僚のマイルズ・クサバが指摘してくれたのは、1957年6月がカシオ計算機株式会社の設立月であり、その年の6月30日は日曜日だったということだ。現在カシオに事実確認中だが(記事執筆当時)、ひとまずこの説で間違いないといえるだろう。Q.E.D.(証明終了)。

歴史的に重要なロレックス ディープシー・スペシャル、ドレダイヤルのパテック フィリップ 永久カレンダー

今回はさらに充実した内容となっている。Bring A Loupeを待っていたという読者も多いだろう。あえてコメントで知らせてもらう必要はない。コメント欄があふれてしまっても困るからだ。
 さて、前回の特集で取り上げた時計の結果について触れておこう。正直なところ、あまり大きな反響はなかった。ガス・グリソムのオメガ スピードマスターは依然として41万5000ドル(日本円で約6200万円)で販売中であり、ニール・アームストロングの個体はRRオークションにて136万6694ドル(日本円で約1億9500万円)に達している。エテルナ スーパーコンチキはeBayにて3900ドル(日本円で約55万7000円)で再出品された。もっとも手の届きやすい選択肢であったタイタス カリプソマチックは、500ドル(日本円で約7万円)未満のオファー価格で売却された。
 それでは、今回も注目モデルを紹介していこう。

ロレックス ディープシー・スペシャル No.35、1966年製

 我らがBring A Loupeでは初めてのことだと思うが独占発表がある(4月11日HODINKEE本国版掲載当時)。ロンドンでロレックス ディープシー・スペシャル No.35が売りに出されるのだ。
 ロレックス ディープシー・スペシャルとは、ロレックスによる初の試作・実験的な深海潜水用時計の名称である。正式な製品名というわけではない。シードゥエラーやディープシーといったモデルの起点は、このディープシー・スペシャル・プロジェクトにある。もちろんこの時計はオイスターケースに大きく依拠しているが、これは潜水艇の外側に装着するために設計された実験機であることをまず強調しておきたい。サイズは非常に大きく、腕時計コレクションの空きを埋めるような存在ではない。むしろロレックスの歴史を物語るひとつの証として捉えるべきものである。「これは博物館にあるべきだ」という、インディ・ジョーンズ的な思いが浮かんでも不思議ではない。だが安心して欲しい。この時計の実物は、スミソニアン博物館やチューリッヒのベイヤー博物館といった施設で実際に展示されている。

 ロレックスは1950年代から1960年代にかけて、複数のバージョンのディープシー・スペシャルを製造した。本プロジェクトが成果を収めたのは1960年1月23日。この日、ディープシー・スペシャルが地球の最深部、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵(1万916m)の海底に到達した。このとき、時計はバチスカーフ“トリエステ”号の外部に取り付けられていた。同艇にはスイスの海洋学者であるジャック・ピカールと、アメリカ海軍中尉のドン・ウォルシュが搭乗していた。
 この1960年の記録的な潜航の前には、1953年と1956年にトリエステ号による“試験潜航”が2回行われており、いずれの航海にもディープシー・スペシャルが搭載されていた。ロレックスはそれぞれの潜航後に設計をわずかに変更しており、最終的には3つのバージョンが存在することとなった。1960年の潜航は、その最終形として位置づけられる。

 トリエステ号の成功および実際に使用されたディープシー・スペシャルの偉業を受け、ロレックスはその成果を世に広めたいと考えた。これを記念して、マリアナ海溝到達モデルとまったく同じ仕様で製作された記念モデルのディープシー・スペシャルが少数製造された。総製造数についてロレックスが公式に発表したことはなく、正確な数は不明である。ただし、ロレックスが所有する“No.47”の個体が存在することは確認されている。いずれにせよ、製造数が2桁というのは、ロレックスにとっては極めてまれなケースである。
 この記念モデルは一般的に小売販売されることはなかったとされており、1960年代半ばから後半にかけて、世界中の博物館や有力なロレックス正規販売店に寄贈されたと考えられている。

私の手首の上で。
 今回販売される個体は来歴が確認されており、市場でも真正品として認められている。ドイツ・ヴッパータールのヴッパータール時計博物館が所有していたもので、“No.35”と刻まれている。これまでに2度オークションに出品されており、直近では2021年にフィリップスを通じて出品され、105万8500スイスフラン(当時のレートで約1億2700万円)で落札された。手首につければ圧倒的な存在感を放つが、これはロレックスの歴史を象徴する一本である。もし実際にトリエステ号に装着された3本のディープシー・スペシャルが“アポロ計画で宇宙飛行に使用されたスピードマスター”と同様の存在であるならば、今回のような記念モデルは前回紹介したガス・グリソム所有の金無垢スピードマスターに相当するものと言えるだろう。
 販売はMaunder Watchesのエイドリアン、オスカー、そしてそのチームによって行われ、価格は“応相談”となっている。詳細はMaunderの公式ウェブサイトを確認して欲しい。

パテック フィリップ Ref.3940J “ドレ”ダイヤル、1989年製

もしパテック フィリップにおける“究極の時計(グレイル)”リストを個人的に作成するならば、ステンレススティール製のRef.1518など、その他極めて素晴らしいアイテムを挙げることになると思う。とはいえもっとも現実的な“グレイル”は、おそらくこのドレダイヤルのRef.3940J、特に今回紹介する“No.10”、チューリッヒのべイヤーのために製作された個体だろう。まあ、No.10以外を選んでも十分に満足できるはずだ。
 ミシガン州デトロイトにある比較的小規模な遺産専門のオークションハウスを通じて市場に姿を現したこのRef.3940は、シャンパンカラーのダイヤル、すなわち“ドレ”ダイヤルを備えている。これは当時のパテック フィリップのオリジナル証明書にも記されていた正式な表記であり、イエローゴールドケースのパテック フィリップ製永久カレンダーモデルに通常見られるシルバーまたは“ホワイト”ダイヤルのモデルに比べてはるかに希少性の高い仕様である。Ref.3940に関しては製造年が古ければ古いほど価値が高いとされており、このシャンパンカラーのダイヤルは製造初期の第1および第2世代に集中して存在するため、収集価値もいっそう高まっている。こうしたダイヤルは、初期の製造ロットやベイヤーが販売した初期個体に見られるものだが、はっきり言ってこの“ドレ”カラーこそが、Ref.3940Jのケースにもっともよく調和するトーンであると確信している。私自身はゴールド系のダイヤルをあまり好まないが、このリファレンスに関しては例外である。

 今回紹介するこの個体は、オークションに出品された背景から見て、初代オーナーもしくは長年の所有者による委託であると推察される。ミシガン州ブルームフィールドヒルズ在住の個人コレクションから出てきたもので、出品者は初期のアクアノート Ref.5066も同時に出品しており、審美眼の光る2本を所有していたことがうかがえる。オークションページの記載によれば、本品はオリジナルのボックス(内側の剥がれあるが、これはよく見られる状態)と書類がそろったフルセットである。特筆すべき点として、ケース左側(9時位置側)の側面に刻まれたふたつのホールマークがある。これらは初期製造の個体に固有の特徴であり、ポリッシュされる過程で消失してしまっている場合が多い。このような状態のホールマークが残っている点は非常に重要である。なお、同様にボックスと書類が付属しながらも、ホールマークがポリッシュによって消えていた個体が2022年11月にA Collected Manを通じて10万5000ポンド(当時のレートで約1750万円)で販売された記録がある。

 このパテック フィリップ Ref.3940Jは、DuMouchelle’sによって2025年4月に開催されるDay Oneオークションのロット1番として出品される予定である。開催日時は4月17日(木)午後11時(米東部時間、日本では4月18日午後1時)。エスティメートは2万〜3万ドル(日本円で約285万〜428万円)とされている。出品ページはこちらから確認できる。

IWC ドッペルクロノ Ref.3711 箱・書類付き、1996年製

 これは、HODINKEEでも長年にわたり愛されてきたモデルである。1990年代初頭、IWCはドッペルクロノグラフ Ref.3711を発表した。このモデルはスプリットセコンド・クロノグラフの概念を再定義する先駆的なタイムピースであった。ギュンター・ブリュームラインの指揮のもと、リヒャルト・ハブリングの技術力によって、IWCはバルジュー7750をベースに堅牢かつ扱いやすいラトラパンテ機構を開発した。この革新的なメカニズムでは、従来のコラムホイールではなくカムによってクロノグラフおよびスプリットセコンドの制御を行っている。これにより、高精度を保ちながらも耐久性があり量産可能で、かつ高級機ほど価格が跳ね上がらない実用的なコンプリケーションが誕生したのだ。そして(私にとっても)朗報だが、経年とともにコレクターズアイテムとなってはいるものの、中古市場では依然として非常に手の届きやすい存在であり続けている。

 Ref.3711のデザインは、IWCの傑作パイロットウォッチであるマーク11に着想を得ている。42mm径のステンレススティール製ケース、ドーム型サファイアクリスタル、そして耐磁性を確保するための軟鉄製インナーケースを備えている。現在では広く認識されているIWCの“フリーガー”スタイルだが、このRef.3711とその商業的成功がアイコニックなデザイン言語の確立に大きく貢献したのは間違いない。スプリットセコンド・クロノグラフでありながら、実用性と装着感に優れ、日常使いにも適している。そしてムーブメントの革新性は、もっともマニアックな時計愛好家の心をも掴む魅力を持っている。
 販売元はロンドンのSubdial。ティムとそのチームによって、このIWC Ref.3711は現在、希望価格5450ポンド(日本円で約103万円)で公式サイトに掲載されている。詳しくはこちらから確認できる。
 

オススメ4モデル「冬のボーナスで腕時計を買おう!」

オススメ4モデル「冬のボーナスで腕時計を買おう!」

2年ぶりの「「冬のボーナスで腕時計を買おう!」2019年にオススメしたモデルを振り返る」です。

2019年の冬のボーナス時期(12月末)にオススメした4本の時計を、翌2020年では相場がどう変化したのかチェックしましたが、昨年はすっかり忘れて2年ぶりとなりました。

ね~、タイミングが悪い(笑)

昨年末だったら、こんなに相場が変わりましたよ!って内容で書けましたが、今年はねぇぇ・・・特に現在は相場が悪いのです。インパクトの無い内容になるかも知れません。

でも流石にオススメした2019年と比較すれば、まだまだ下がっていないとは思います。

あの時オススメしているので、下がっているわけにはいかないのだ!

 

1.オーデマ・ピゲ 15500ST.OO.1220ST ロイヤルオーク41mm


まずオススメした1本目は、2019年の新作ロイヤルオーク 15500STです。

前作15400STと同じ41mmですが、自動巻きキャリバー4302へとムーブメントを変更しています。

発売当時国内定価は2,200,000円でしたが、現在は2,365,000円に上がってしまいました。
と、2020年のブログを引用しながら現在の相場をチェックしていきます。

国内定価がさらに上がっており、現在は3,190,000円。

2019年から3年で100万円も定価が上がるって信じられませんね・・・。

コスト高に円安と最悪な時期です。

ただ定価で欲しくても買えないというオマケ付き。

とても良いモデルですので、オススメはしたいのですが・・・

 

こちらは2019年12月のChrono24。

15500ST系ではグレー文字盤が1番安かったですね。

「TOP」のタグが付いているのはお金を払って1番先に表示するサービスを利用した投稿です。

2019年の最安値は税抜250万円でした。今見ると安い!

それでも当時の定価以上。

 

こちらが2020年12月。

最安順にソートすると黒文字盤とシルバー文字盤が出てきました。

グレーより数が多いのかな。

最安値も税抜300万円からスタートと、1年で相場を50万円も上げています。

 

そしてこちらが現在2022年の15500ST。

最安掲載は2021年の保証書付きグレー文字盤。

税抜で490万円!

中古ですが、定価の約1.6倍・・・元々スティールの3針モデルに300万円?って言うくらい高級モデルなのにプレミアム価格。

2019年に背中を押されて買ってくれた方いらっしゃったかな?

当時のプレ値の300万円で買っててもまったく損していません。

 

新品未使用品の相場を価格ドットコムのグラフから見てみますと現在は約900万円。

いやいやいや・・・中古との差がかなり大きく開いていますね。

一時期1000万円ちかくまで上がっているのも凄いですけどね。

因みにブルー文字盤は高過ぎてオススメできません。

 

こちらは楽天市場です。

まだ500万円台で販売されていますが、数が多いのでもう少し時間が経てば400万円台になるでしょうか。それでも充分高いですけど。

 

2.オメガ 310.20.42.50.01.001 スピードマスターアポロ11号 月面着陸50周年記念


2本目はスピードマスターアポロ11号 月面着陸50周年記念モデル 310.20.42.50.01.001です。

コーアクシャル脱進機搭載のキャリバー3861、限定本数は6,969本、国内定価は1,133,000円。

限定とは言え7000本近いのと、定価が100万円オーバーなので爆発的には人気となっておりませんが、作りは非常に良かったです。

個人的にはブレスレットが特別格好良く感じました。
こちらも定価が上がり現在は1,320,000円。

6969本もあるのに完売ですからね、スピードマスターの人気も上昇中。

 

2019年の新作でしたが・・・2019年の12月では国内定価以上の相場になっていました。

 

が、2020年12月には相場が下がっています。

やっぱり限定数が多すぎたかな?

しかし・・・

 

ジャ~ン!

現在は税抜180万円が最安値!

かなり出世しましたね。

文字盤デザインも格好良いし、ブレスレットの形状もイケています。なによりアポロリミテッドが出なくなってきたので、新キャリバーのこちらの評価が上がってきたのかも知れません。

2019年にオススメしつつ、2020年では下がっていたのでちょっと心配しましたが・・・

 

現在は高評価モデル。

一安心(笑)

 

3.ロレックス 226659 ヨットマスター42mm


3本目は新作ヨットマスター 226659で、新キャリバー搭載、ホワイトゴールドケースは42mmと大型化しています。。

おそらくアクアノートのホワイトゴールドケースを意識しているんだろうと思いますが、コレは実物が非常に非常に良かった。

ロレックスを見直しちゃいました。

しっかりした重さと、美しいケース、シックですがスポーティで視認性の良い文字盤。

当時の国内定価は2,940,300円(2020年1/1に変わり現在は3,052,500円)。

高級モデルですが、更にプレミアム価格になっていますね。

新作だってのもありますけど、本気で一生モノの腕時計だと思います。
そしてロレックスです。

12月に入り新宿GMTさんのセールは目を疑うほど安価なものが数多く並びますが、それでも完売しにくくなっているのがロレックス含めプレミアム価格が付いた時計たち。

相場がだいぶ落ち込んでいます。

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私の予想では2021年の年末くらいまでは下がるかな?なんて思っていましたが、気付けば2020年の年末くらいをゴールに突き進んでいる感じがしますね。

デイトナ黒なら300万円、こんな感じでしょうか。

で、ホワイトゴールドのヨットマスター42です。

 

今年の新作にファルコンズアイ文字盤とイエローゴールドのYM42がラインナップし話題になりましたが、さてさてノーマルモデルの226659の相場はどうなったかな?

2022年の9月に国内定価は3,516,700円に改訂されました。

 

こちらは2019年のChrono24。

当時の定価294万円を少しだけ上回る税抜310万円ほどから掲載されていました。

 

そして2020年。

あまり変わっていませんね。

 

で、2022年・・・

個人出品を除けば最安は税抜387万円、新品394万円と、どうでしょう2020年よりは高くなっていますか。

 

楽天市場を覗くと中古で410万円くらいからと、Chrono24と同じような相場ですね。

 

4.ロレックス 新シードゥエラー43mm 126600 初期モデル「ノークラウン」


4本目は2017年の新作シードゥエラー43mm 126600の中古品になります。

やや稀少性が増してきていて現行機なんですが文字盤が現行機と違うんです。

「王冠なし」の旧文字盤、コレね「今のうち」に買っておいたらどうでしょう?と言う話です。

新古品を探しても良し、普通に中古品でも良し、保証書付きにしましょう。

当時の国内定価は 1,197,900円(2020年1/1に変わり現在は1,230,900円)。

中古相場は140万円くらいからでした。
さて、最近あまり聞かなくなった「ノークラウン」のシードゥエラー43です。

ノークラウンにはあまり関係ありませんが現在の126600の国内定価は1,533,400円と、2019年時に比べると34万円も上がっています。

少しだけレアな文字盤、ノークラウンの相場をチェックしてみましょう。

 

こちらがオススメした2019年の相場。

およそ140万円(税抜)からの掲載でした。

定価に比べれば少し高い程度で、王冠なしの認識も薄い時代ですね。

 

で、2020年。

ロレックス全体の相場が上がったことでノークラウン(2017年で絞ってます)の相場も上向き。

 

そして最後、おちらが現在2022年のChrono24。

微妙ですが税抜178万円程から掲載されています。

2017年製造で絞っていますが5年も経つので中古は状態もかなり差があるでしょう。

なんやかんやで下回っていませんが、そこまでオススメじゃなかったのかも知れません。

2019年に私のオススメで購入された方いらっしゃいますか?まだ使用されていますか?

スミマセン、まだこれからです!


4モデルどれも価値を下げていませんね。

なかなかなオススメだったと思います。

中でもロイヤルオークとシードゥエラーは「当たり」だったのではないでしょうか。

我ながら良いオススメでした。
今回も4本とも何とか価値を下げていませんでした。

良かった。

ちょっと相場の動きが下向きなので、次回大きく結果が異なるかも知れません・・・