スーパーコピー時計

セカンドキャリアとして船舶時計の修理職をみいだした、元ポートキャプテンを紹介しよう。

「もう75歳になります。いつの間にか、こんなに歳をとってしまいました」と、デビッド・トンプソン(David Thompson)氏は語る。正確な時刻にこだわる時計修理の仕事をしている彼にとって、この言葉はどこか皮肉めいている。「腕時計はつけないし、普段は時間を気にしない。でも、なぜか時計が好きなんです」。ただしトンプソン氏は、いわゆる一般的な時計職人とは一線を画している。彼の専門はチェルシー社製の船舶時計、とりわけ北米五大湖を航行する巨大貨物船の操舵室や機関室で今も時を刻むものだ。この仕事に就いたのはわずか5年前だというが、まるで長い年月従事してきたかのように見える。

スタージョン ベイの造船所にいる冬の船団。
トンプソン氏は水辺と船に囲まれて育った。子どものころはオンタリオ州キングストンに住み、セントローレンス川からオンタリオ湖へ入ってくる船の写真を撮っていた。10代のころには海洋少年団に所属し、ブリガンティン帆船の建造を手伝った。また、地元の造船所で建造された軍用揚陸艦が川をさかのぼってモントリオール港へ運ばれる際、その船に便乗する機会もあった。1970年代初頭、彼はウィスコンシン州ドア郡へ移住する。そこではベイ造船所が五大湖初の1000フィート級“スーパーレイカー(超大型湖船)”の建造を進めていた。1978年の冬にトンプソン氏はそのうちの1隻の塗装作業を請け負い、氷結した造船所の上に立ち、20フィートの延長ポールを使ってUSスチール社の新造鉄鋼運搬船“エドウィン・H・ゴット”の巨大な船体に何百ガロンもの塗料を塗り上げた。
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長年にわたる船との関わりが、彼を最終的にウィスコンシン州ドア半島の小さな港町、スタージョン ベイでの船舶管理の仕事へと導いた。冬の氷で航路が閉ざされると、五大湖の航行は一時的に停止し、船はドックや造船所で数カ月間係留される。常勤の乗組員はそれぞれの家へと帰り、一時的に船を離れる。この季節の小休止のあいだに船主は推進機や甲板機械の改修作業を実施し、乾ドック(編注;船体の検査や修理などのために水を抜くことができるドックのこと)での船体検査を行い、船首から船尾までの保守点検を行う。
船舶管理人として、そしてのちに“ポートキャプテン”として、トンプソン氏は冬季のあいだに係留される最大5隻の五大湖船(そのなかにはエドモンド・フィッツジェラルド号が沈没した悲劇の夜にスペリオル湖をともに航行していた、アーサー・M・アンダーソン号も含まれる)の実質的な船長としての役割を果たした。彼の職務は、配管の緊急対応から乾ドックでの検査監督まで多岐にわたる。そのなかには、船舶時計の年次メンテナンスや修理業務も含まれていた。生粋の船好きであるトンプソン氏はチェルシー社製船舶時計の歴史にすぐに魅了され、冬の作業リストのなかでもこの特別な業務に強い関心を抱くようになった。

「船が入港するたびに船長のもとを訪れ、どの時計がいくつあり、どれが修理を必要としているのかを確認し、それらをスタージョン ベイの宝石店に持ち込んで修理してもらっていました」。トンプソン氏はそう振り返る。彼は時計を船団事務所に送るとその多くが戻らず、退職する幹部への贈り物として消えてしまうことに最初のシーズンで気づいた。幸運なことにスタージョン ベイにあるドレーブ・ジュエラーズは1910年創業の家族経営の店で、時計修理を専門としていた。こうしてドレーブは、冬に入港する船舶の数十個におよぶ時計のメンテナンスを支えるトンプソン氏の頼れる協力者となった。

チェルシー社製の船舶時計には、極端な温度差、埃、湿気、機関室や操舵室の振動といった過酷な環境にも耐えうる頑丈さが求められた。
 過去30年間で五大湖の航運業は大きく変わり、米国の船団は1950年代や60年代の最盛期と比べてすっかりその姿を変えてしまった。当時は銑鋼一貫製鉄の原材料需要に支えられ、何百隻もの船がスペリオル湖のアイアン・レンジからシカゴやデトロイト周辺の製鉄所へと航行し、一方で穀物はオンタリオ湖やセントローレンス海路を通ってヨーロッパへ輸出されていた。造船業は活況を呈し、世代を経るごとに船は大型化していった。しかしその後の船舶の大型化、1960年代以降に始まった安価な外国鋼材の流入、さらに陸上輸送との競争の激化により、業界は大きく衰退した。今日では、ダルースやマーケットの鉱石ドックで貨物を積み込む五大湖船を1隻でも見かけることができれば幸運なほどである。またかつて船の航行には海洋クロノメーターが不可欠だったが、それもロランC(長距離電波航法)、さらにGPSへと取って代わられた。船の4時間ごとの当直交代をチェルシー社製の時計で知らせる必要もなくなったが、それでもこの伝統的な時計は今もなお船内に残り、1隻あたり5~6個が搭載されている。

ポートキャプテンとしての任務を退いた後、トンプソン氏はいわゆる“HITマン”、つまり時計師の訓練生(Horologist In Training)になった。
 五大湖の航行はこの数十年で劇的に近代化されたが、船員たちはいくつかの伝統を今も大切にしている。実用面では、電話やデジタルクォーツウォッチ、コンピュータ化された航行装置が時刻を知らせ、機器の自動制御を担っている。それにもかかわらずこれらの機械式時計が船内に残っているのは、そうした伝統が根強く息づいているためだ。今もなお多くの五大湖船では、同期されたチェルシー社製船舶時計が機関室の制御ステーションや操舵室、調理室、船長や一等航海士の居室、さらにはゲストラウンジやダイニングルームに設置されている。淡水環境の穏やかな影響と毎年冬のあいだに実施される保守点検により、五大湖を航行する船舶には何十年も前に建造されたものも多く残っている(2013年に退役した由緒ある五大湖船は、1906年に進水したものだった)。現在でも、それら多くの船にはオリジナルの船舶時計が残されている。これらの時計は8日巻きの機械式ムーブメントを備え、週に1度の巻き上げで動作する。もともとは当直交代の合図として4時間ごとに鐘が鳴るように設計されていたが、現在では主に装飾的な存在となっている。しかしながら時刻を正確に示し、ひと目で視認できるうえ、機関室や操舵室の温度変化、埃、湿気、振動といった過酷な環境にも耐えうる頑丈さを誇っている。
 チェルシー・クロック・カンパニーは、アメリカの航海発祥の地ともいえるボストン港の近くで創業し、その歴史は1800年代後半にまでさかのぼる。20世紀初頭には、米国政府が海軍艦艇用に同社の時計を発注していた。バード(Byrd)提督は1936年の南極探検でチェルシーの時計を使用し、第2次世界大戦中には大西洋戦域と太平洋戦域の軍艦向けに数千個が製造された。ホワイトハウスのマントルピース(暖炉の飾り棚)にもチェルシーの時計が飾られており、歴代の要人や国家元首にも贈られてきた。時計業界では“アメリカンメイド”という言葉がしばしば強調されるが、チェルシーはそのなかで見落とされがちな存在である。これは惜しまれることだ。あらゆる意味において、この純粋な国産企業は“アメリカの世紀”を正確に刻んできたのである。

パテック フィリップよりカラトラバ Ref.6196P-001、プラチナでアップデートした最新作。

パテック フィリップは最もクラシックで(敢えて言おう)アイコニックな時計をアップデートした。2021年に発表されたRef.6119で初採用された、ケースいっぱいに収まるCal.30-255 PSを搭載して待望のリフレッシュとなったのがこのRef.6196P-001である。時刻表示のみのパテックファンにとっては4年越しの新作であり、その待ち時間は十分に報われたと言える。

6196はクラシカルなスタイルを持つ手巻きのプラチナ製ドレスウォッチである。パテックのリファレンスナンバーを読み解ける者なら、すでにお察しのことだろう。しかし、パテックのコード言語だけでは読み取れないのが、この時計に採用されたサーモンカラー風のダイヤルで、往年のパテック フィリップを想起させる仕上がりとなっている。1932年に誕生した初代Ref.96は、ブランド初のラウンド型ウォッチであり、バウハウスの“機能が形態に従う”という理念を体現した時計だ。以降このデザインは、カラトラバ コレクション、ひいては現代ドレスウォッチ全体の礎となった。6196は、その歴史に対する敬意を込めたモデルである。


パテックフィリップ コピー販売38mm径のプラチナケースはポリッシュ仕上げの表面とサテン仕上げの側面を備え、滑らかな面取りをあしらったベゼルとテーパードラグを組み合わせている。ダイヤルはローズギルト仕上げのオパラインで、温かみのある柔らかなトーンが控えめながらも奥行きを感じさせる。

6196Pに搭載されるのは、手巻き式のCal.30-255 PSである。ツインバレルによって約65時間のパワーリザーブを実現し、時刻合わせを正確に行うためのストップセコンド機構も備える。チョコレートブラウンのアリゲーターストラップとプラチナ製のバックルを組み合わせ、パテック フィリップのレギュラーコレクションに名を連ねるモデルとなった。
6196Pの販売価格は、746万円(税込)である。

我々の考え
先代のRef.5196 カラトラバに対する最大の批判は、ムーブメントが“ケースに対して小さすぎる”という点であった。そのためスモールセコンドが文字盤上で不自然な位置に配置されていた。だが今回のモデルでは、文字盤側から見てもそのような問題は一切ない。またシースルーバック越しに覗いても、粗探しをするのが難しいほどである。直径38mmのケースは、5196に搭載されていたCal.215 PSに比べ、8.9mm大きい直径を持つことで余白なく収まっており、ふたつの香箱が全体の構成を見事にまとめ上げている。仕上げに関しては言うまでもなく、パテックで常に期待される水準に達しており、ただただ見惚れるほどの美しさである。

プラチナがパテック フィリップにとって究極のケース素材であることは多くの人が知るところだ(もちろん、ステンレススティールやチタンにも異論の余地はある)。ドレスウォッチにおいては、複雑機構の有無にかかわらずプラチナ製モデルが最も人気を集める傾向にある。たとえばRef.5970Pはその代表例であり、ゴールド製の5970G、R、Jと比べて、通常10万ドル(日本円で約1500万円)以上も高いプレミアムで取引されている。


パテック フィリップは流行を追うブランドではないが、世界が再びクラシックを求める機運を的確に察知する力を持っている。6196P-001は多くのコレクターたちが長らく抱いてきた問いに、まさに絶妙なタイミングで応えた1本に感じられる。その問いとは偉大なドレスウォッチはどこへ行ったのか? あるいは、より具体的に言えば伝統的なスタイルのパテック カラトラバは、どうなってしまったのか?というものだ。


愛好家の世界では、明らかな潮流の変化が起きている。ポスト・ハイプ・コレクティングと呼ぶべきか、TikTokのマイク・ヌーヴォー(Mike Nouveau)効果とでも言うべきか、あるいはヴィンテージミニマリズムか...呼び方はどうあれ、若いコレクターたちはより控えめで歴史的背景に根ざした時計へと関心を移しつつある。たとえばヴィンテージカルティエや、そうパテックのRef.96が持つ“完璧”なプロポーションが、まさにその象徴である。

6196Pは初代96の歴史に深く結びつきながらも、現代的に仕上げられた待望のカラトラバである。パテックを知る者にとっても、ただ純粋にこれぞパテックと呼べる素晴らしいタイムオンリーモデルを求める者にとっても魅力的な時計だ。特に注目すべきは38mmというサイズ感。6119よりも1mm小さくまとめた点に、改めて称賛を送りたい。


パテックがこの美意識に立ち返ったこと自体が、ひとつの明確なメッセージである。カラトラバは常に“タイムレス”であることを追求してきた。しかしこの4年間、96の美学は姿を消しており、それはどこか間違っているように感じられた。だが今ではすべては元通りだ。パテックの世界は再び正しい姿を取り戻したのだ。

基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名: カラトラバ(Calatrava)
型番: 6196P-001

直径: 38mm
厚さ: 9.33mm
ケース素材: プラチナ
文字盤: サーモン
インデックス: アントラサイト・ホワイトゴールド・ファセット仕上げのオビュ(弾丸)型植字アワーマーカー
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: シャイニーチョコレートブラウンカラーのスクエアスケールアリゲーターレザー、プラチナ製ピンバックル付き

ムーブメント情報
キャリバー: 30-255 PS
機能: 時・分表示、スモールセコンド
直径: 31mm
厚さ: 2.55mm
パワーリザーブ: 最小65時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
追加情報: ジャイロマックステンプ、スピロマックス®・ヒゲゼンマイ、パテック フィリップ・シール取得

歴史的に重要なロレックス ディープシー・スペシャル、ドレダイヤルのパテック フィリップ 永久カレンダー

今回はさらに充実した内容となっている。Bring A Loupeを待っていたという読者も多いだろう。あえてコメントで知らせてもらう必要はない。コメント欄があふれてしまっても困るからだ。
 さて、前回の特集で取り上げた時計の結果について触れておこう。正直なところ、あまり大きな反響はなかった。ガス・グリソムのオメガ スピードマスターは依然として41万5000ドル(日本円で約6200万円)で販売中であり、ニール・アームストロングの個体はRRオークションにて136万6694ドル(日本円で約1億9500万円)に達している。エテルナ スーパーコンチキはeBayにて3900ドル(日本円で約55万7000円)で再出品された。もっとも手の届きやすい選択肢であったタイタス カリプソマチックは、500ドル(日本円で約7万円)未満のオファー価格で売却された。
 それでは、今回も注目モデルを紹介していこう。

ロレックス ディープシー・スペシャル No.35、1966年製

 我らがBring A Loupeでは初めてのことだと思うが独占発表がある(4月11日HODINKEE本国版掲載当時)。ロンドンでロレックス ディープシー・スペシャル No.35が売りに出されるのだ。
 ロレックス ディープシー・スペシャルとは、ロレックスによる初の試作・実験的な深海潜水用時計の名称である。正式な製品名というわけではない。シードゥエラーやディープシーといったモデルの起点は、このディープシー・スペシャル・プロジェクトにある。もちろんこの時計はオイスターケースに大きく依拠しているが、これは潜水艇の外側に装着するために設計された実験機であることをまず強調しておきたい。サイズは非常に大きく、腕時計コレクションの空きを埋めるような存在ではない。むしろロレックスの歴史を物語るひとつの証として捉えるべきものである。「これは博物館にあるべきだ」という、インディ・ジョーンズ的な思いが浮かんでも不思議ではない。だが安心して欲しい。この時計の実物は、スミソニアン博物館やチューリッヒのベイヤー博物館といった施設で実際に展示されている。

 ロレックスは1950年代から1960年代にかけて、複数のバージョンのディープシー・スペシャルを製造した。本プロジェクトが成果を収めたのは1960年1月23日。この日、ディープシー・スペシャルが地球の最深部、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵(1万916m)の海底に到達した。このとき、時計はバチスカーフ“トリエステ”号の外部に取り付けられていた。同艇にはスイスの海洋学者であるジャック・ピカールと、アメリカ海軍中尉のドン・ウォルシュが搭乗していた。
 この1960年の記録的な潜航の前には、1953年と1956年にトリエステ号による“試験潜航”が2回行われており、いずれの航海にもディープシー・スペシャルが搭載されていた。ロレックスはそれぞれの潜航後に設計をわずかに変更しており、最終的には3つのバージョンが存在することとなった。1960年の潜航は、その最終形として位置づけられる。

 トリエステ号の成功および実際に使用されたディープシー・スペシャルの偉業を受け、ロレックスはその成果を世に広めたいと考えた。これを記念して、マリアナ海溝到達モデルとまったく同じ仕様で製作された記念モデルのディープシー・スペシャルが少数製造された。総製造数についてロレックスが公式に発表したことはなく、正確な数は不明である。ただし、ロレックスが所有する“No.47”の個体が存在することは確認されている。いずれにせよ、製造数が2桁というのは、ロレックスにとっては極めてまれなケースである。
 この記念モデルは一般的に小売販売されることはなかったとされており、1960年代半ばから後半にかけて、世界中の博物館や有力なロレックス正規販売店に寄贈されたと考えられている。

私の手首の上で。
 今回販売される個体は来歴が確認されており、市場でも真正品として認められている。ドイツ・ヴッパータールのヴッパータール時計博物館が所有していたもので、“No.35”と刻まれている。これまでに2度オークションに出品されており、直近では2021年にフィリップスを通じて出品され、105万8500スイスフラン(当時のレートで約1億2700万円)で落札された。手首につければ圧倒的な存在感を放つが、これはロレックスの歴史を象徴する一本である。もし実際にトリエステ号に装着された3本のディープシー・スペシャルが“アポロ計画で宇宙飛行に使用されたスピードマスター”と同様の存在であるならば、今回のような記念モデルは前回紹介したガス・グリソム所有の金無垢スピードマスターに相当するものと言えるだろう。
 販売はMaunder Watchesのエイドリアン、オスカー、そしてそのチームによって行われ、価格は“応相談”となっている。詳細はMaunderの公式ウェブサイトを確認して欲しい。

パテック フィリップ Ref.3940J “ドレ”ダイヤル、1989年製

もしパテック フィリップにおける“究極の時計(グレイル)”リストを個人的に作成するならば、ステンレススティール製のRef.1518など、その他極めて素晴らしいアイテムを挙げることになると思う。とはいえもっとも現実的な“グレイル”は、おそらくこのドレダイヤルのRef.3940J、特に今回紹介する“No.10”、チューリッヒのべイヤーのために製作された個体だろう。まあ、No.10以外を選んでも十分に満足できるはずだ。
 ミシガン州デトロイトにある比較的小規模な遺産専門のオークションハウスを通じて市場に姿を現したこのRef.3940は、シャンパンカラーのダイヤル、すなわち“ドレ”ダイヤルを備えている。これは当時のパテック フィリップのオリジナル証明書にも記されていた正式な表記であり、イエローゴールドケースのパテック フィリップ製永久カレンダーモデルに通常見られるシルバーまたは“ホワイト”ダイヤルのモデルに比べてはるかに希少性の高い仕様である。Ref.3940に関しては製造年が古ければ古いほど価値が高いとされており、このシャンパンカラーのダイヤルは製造初期の第1および第2世代に集中して存在するため、収集価値もいっそう高まっている。こうしたダイヤルは、初期の製造ロットやベイヤーが販売した初期個体に見られるものだが、はっきり言ってこの“ドレ”カラーこそが、Ref.3940Jのケースにもっともよく調和するトーンであると確信している。私自身はゴールド系のダイヤルをあまり好まないが、このリファレンスに関しては例外である。

 今回紹介するこの個体は、オークションに出品された背景から見て、初代オーナーもしくは長年の所有者による委託であると推察される。ミシガン州ブルームフィールドヒルズ在住の個人コレクションから出てきたもので、出品者は初期のアクアノート Ref.5066も同時に出品しており、審美眼の光る2本を所有していたことがうかがえる。オークションページの記載によれば、本品はオリジナルのボックス(内側の剥がれあるが、これはよく見られる状態)と書類がそろったフルセットである。特筆すべき点として、ケース左側(9時位置側)の側面に刻まれたふたつのホールマークがある。これらは初期製造の個体に固有の特徴であり、ポリッシュされる過程で消失してしまっている場合が多い。このような状態のホールマークが残っている点は非常に重要である。なお、同様にボックスと書類が付属しながらも、ホールマークがポリッシュによって消えていた個体が2022年11月にA Collected Manを通じて10万5000ポンド(当時のレートで約1750万円)で販売された記録がある。

 このパテック フィリップ Ref.3940Jは、DuMouchelle’sによって2025年4月に開催されるDay Oneオークションのロット1番として出品される予定である。開催日時は4月17日(木)午後11時(米東部時間、日本では4月18日午後1時)。エスティメートは2万〜3万ドル(日本円で約285万〜428万円)とされている。出品ページはこちらから確認できる。

IWC ドッペルクロノ Ref.3711 箱・書類付き、1996年製

 これは、HODINKEEでも長年にわたり愛されてきたモデルである。1990年代初頭、IWCはドッペルクロノグラフ Ref.3711を発表した。このモデルはスプリットセコンド・クロノグラフの概念を再定義する先駆的なタイムピースであった。ギュンター・ブリュームラインの指揮のもと、リヒャルト・ハブリングの技術力によって、IWCはバルジュー7750をベースに堅牢かつ扱いやすいラトラパンテ機構を開発した。この革新的なメカニズムでは、従来のコラムホイールではなくカムによってクロノグラフおよびスプリットセコンドの制御を行っている。これにより、高精度を保ちながらも耐久性があり量産可能で、かつ高級機ほど価格が跳ね上がらない実用的なコンプリケーションが誕生したのだ。そして(私にとっても)朗報だが、経年とともにコレクターズアイテムとなってはいるものの、中古市場では依然として非常に手の届きやすい存在であり続けている。

 Ref.3711のデザインは、IWCの傑作パイロットウォッチであるマーク11に着想を得ている。42mm径のステンレススティール製ケース、ドーム型サファイアクリスタル、そして耐磁性を確保するための軟鉄製インナーケースを備えている。現在では広く認識されているIWCの“フリーガー”スタイルだが、このRef.3711とその商業的成功がアイコニックなデザイン言語の確立に大きく貢献したのは間違いない。スプリットセコンド・クロノグラフでありながら、実用性と装着感に優れ、日常使いにも適している。そしてムーブメントの革新性は、もっともマニアックな時計愛好家の心をも掴む魅力を持っている。
 販売元はロンドンのSubdial。ティムとそのチームによって、このIWC Ref.3711は現在、希望価格5450ポンド(日本円で約103万円)で公式サイトに掲載されている。詳しくはこちらから確認できる。
 

「#SpeedyTuesday」でお馴染みのFratello Watchesとオリスのコラボレーションモデルが登場。

2度目となる今回の新作は限定300本の ダイバーズ 65 フラテッロ リミテッドエディション 01 733 7707 4094。

激渋なブラックベースのダイバーズ65で、ケースサイズは 40mm。

このタイミングなのでキャリバー400搭載機なのかと思いましたが、価格重視でキャリバー733(セリタ)を採用したそうです。

300本限定のうち250本は12/6からFratello Watchesで販売されるとのこと。

価格は1,900ユーロ(約272,000円)です。

 

リファレンス 01 733 7707 4094

時計の仕様
ブランド オリス
モデル ダイバーズ シックスティファイブ・フラテッロ リミテッドエディション
リファレンス 01 733 7707 4094
文字盤 ブラックグロスダイヤル、オリスオリジナルタイポグラフィーとスターマーク、3時位置の日付表示、アワーマーカーと針にスーパールミノバ “ヴィンテージ “を使用
ケース素材 ステンレススチール
ケースサイズ 直径: 40mm – 厚さ: 13mm – ラグからラグまで: 48mm – ラグ幅: 20mm
クリスタル 反射防止加工を施したサファイア
ケースバック ステンレススチール製ケースバック、特別刻印とxxx/300のシリアルナンバー入り
ムーブメント  オリス キャリバー733(SW200-1ベース)。振動数28,800vph、26石、38時間パワーリザーブ
防水性 100メートル/10気圧
ストラップ ブラックレザーカーフストラップ(20/16mm)、” Oris “サイン入りバックル、ラバートロピックスタイルストラップ(20/16mm)、”Oris “サイン入りバックル
機能 時刻表示、日付表示、ダイビングスケールベゼル
価格 1,900ユーロ(消費税別)EU圏内にお住まいの方は、現地の消費税が適用されます。
保証期間 2年間の国際保証
特記事項 300本の限定生産で、各時計に個別のシリアルナンバーが入ります。時計はライトブラウンのレザーポーチ付きです。

 

オリス スター
この新しいオリスダイバーズ シックスティファイブフラテッロ リミテッドエディションのインスピレーションについてお話しましょう。このダイバーズウォッチは、ダイアルに “Star “と表示された1968年のオリスモデルの一つを思い起こさせるものです。

 

ヴィンテージウォッチに関するTBTコラムの著者であるTomas Rosputinskyは、彼が入手したオリジナルのオリススターダイバーについて素晴らしい記事を発表しています。スターマークは単に文字盤のスペースを埋めるために使われていたのではありません。むしろそれは、時計会社としてのオリスにとって重要なマイルストーンを意味するものでした。

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まとめ

いかがでしょうか?

「【2022年新作】オリス × フラテッロ ダイバーズ 65 LE 01 733 7707 4094 40mm  キャリバー733 300本限定 1,900ユーロ」でした。

オリスのビンテージダイバーをオマージュしたデザインで、スぺックとサイズ感は現代寄りで使いやすいのが魅力です。

格好良いですね~、元よりダイバーズ65は武骨なモデルですが、更に男前になっているように見えます。

艶のあるブラックカラーに、特別な「STAR」の文字も刺さります。

 

ダイバーズ65好きなんですよね~。

安いし、かなりオススメな 時計です。

安いし(笑)

パテック フィリップ 40mmのキュビタスをハンズオンの新作情報です。

パテック フィリップは、スイスにおける最高級時計製造の守護者である。Ref.1518、1526、2523、2499といった名作を思い浮かべれば、その評価に異論の余地はない。だが今日、一般的な認知(時計愛好家の世界を除けば)において、パテック フィリップはある1本のモデルメーカーとして最も知られている。それがノーチラスだ。ノーチラスはあまりにも人気が高く、文化的言説に深く根ざしており、その存在を無視することはほぼ不可能である。ノーチラスを身につけるのは暗号通貨トレーダーやヘッジファンドマネージャー、ラッパーやレコード業界の重鎮、テック業界の創業者、映画プロデューサー、アスリート、アートコレクター、国際的な実業家たち...つまりスピード感を持って動き多額を費やし、それを世界に誇示したい人々である。

パテック フィリップスーパーコピー時計 激安ここに、あるジレンマが存在する。あまりにも成功したプロダクトゆえに、その希少性こそが魅力を高めている以上、あえて生産を制限しなければならないという矛盾だ。排他的であることに依存するビジネスモデルのなかで、ブランドはいかにして商業的成功を維持するのか。これは、すべてのラグジュアリーメゾンが頭を悩ませている問いである。パテック フィリップはステンレススティール製のノーチラス 5711を2022年に生産終了とした。

昨年末、新たに登場したスクエア型コレクション、キュビタス(パテック フィリップにとって25年ぶりの新コレクション)は、時計愛好家やコレクターのあいだで大きな話題を呼んだ。その名のとおりユニークなフォルムを持つこのモデルは、時計界の目にはノーチラスの再来と映った。前作を強く想起させるシルエットを備え、もはや近縁種と表現するほかない存在である。本コレクションは3つのリファレンスで構成される。5821/1A-001はオリーブグリーンのサンバーストダイヤルを備えたSS製モデルで、自動巻きCal.26-330 S Cを搭載。5821/1AR-001はSSとローズゴールドのコンビにブルーのサンバーストダイヤルを組み合わせ、同様にCal.26-330 S Cを搭載。そして5822P-001はグランドデイト、曜日表示、ムーンフェイズといった複雑機構を備えるプラチナ製モデルで、超薄型Cal.240を採用。このキュビタスの登場は、パテック フィリップが新たなコレクションを本格的にラインナップに加えたという明確なシグナルであった。その反響は激しく賛否入り混じる声が噴出した。大きな不満の声、理屈をこねた批判、情熱的な論争、そしてわずかながらの称賛。つまり感情が揺さぶられ、波紋が広がったのである。


そしてある意味で予想どおりに、騒ぎは収束していった。キュビタスの注文は入り始めたのだ。喧騒とは無縁だった顧客から、かつては中傷めいた言葉を投げていたにもかかわらず、今では評価を一変させている愛好家たちからも。あらゆる新しいものと同様に、欲望は必ずしも即座に湧き上がるとは限らない。ときに最も成功するデザインとは、最初に最も強い反発を受けるものだったりするのである。


初めてキュビタスを見たのは昨年10月、台北のショッピングモールだった。床は白く磨き上げられ、エレベーターが視界の限界まで縦に伸びるような、いわば磨き上げられたラグジュアリーの殿堂とでも言うべき場所だ。そこに鎮座していたのが、物議を醸していたグリーンダイヤルの5821/1A。ショーウィンドウのなかで誇らしげに輝いていた。ていねいな口調で告げられたのは、展示されている3モデルすべてが顧客用に確保されており、ましてや触れることなどもってのほか、試着など到底許されないということだった。実物を目の前にしても、構えていたほどの驚きや違和感はまったくなかった。強烈な感情が湧くこともなく(私のことを知っているなら、それがいかにまれなことかおわかりいただけるだろう)。目の前にあるのはただのSS製スポーツウォッチにすぎなかった。私はそのまま地下のフードコートへ向かい、小籠包を食べて日常へと戻った。まるでキュビタスが、最初からそこにあったかのように。

キュビタスの初出から5ヵ月後、Watches & Wondersの場で新たに2本のタイムオンリーリファレンスが発表された。いずれも40mm径で、Ref.7128/1RはブラウンダイヤルのRG製、7128/1Gはホワイトゴールド製である。多くの人が予想していたとおり、この小径ケースはそのサイズ感においてヴィンテージ愛好家のあいだで長年支持されてきた3800を想起させるものだった。私自身、Ref.3800のファンであり(3900/1Jでも構わないくらい)、比較的手首が細い女性としてはこの7128のほうが、最初に登場した(私の感覚ではかなり大振りな)45mmモデルよりもずっとしっくりきた。


私は普段、大型ケースを頭ごなしに否定するようなことはしないが、それでも40mmというサイズはより多くの人の手首にしっくりくるバランスの取れた選択だと言える。45mmのキュビタスは正直なところかなりの存在感があり、上から見ると(どんな時計もそうだが)手首の端からはみ出してしまう。対して40mmのスクエアケースは、大胆さを備えつつもほとんどの人にとってつけやすい。私はジュネーヴ・パレクスポの荘厳な会場で、人生初のキュビタスを試着することになった。スクエア型のチョコレートブラウンのサンバーストダイヤルはピンクゴールドのケースと見事な調和を見せ、その温かみのあるトーンはより無骨でモダニズム的なスクエアシェイプのなかに、どこか懐かしく安心感のあるレトロさを感じさせた。一方でブルーとWGのモデルは明らかにクールな印象で趣は異なるが、それでも十分に日常使いできる時計である。

両モデルの内部に搭載されているのは、自動巻きCal.26-330 S C/434だ。ムーブメントはスクエア型のサファイアケースバックから鑑賞可能で、ローターにはダイヤルと同じ水平パターンがエングレービングされている。ハック機能と日付表示を備えたこのムーブメントは実用面でも申し分ない。なお、ブレスレットに関しては特に変更は加えられておらず、ノーチラスの意匠がそのまま受け継がれている。それは当然の判断だ。すでに完成度の極みにあるものを、無理に変える必要はない。ノーチラスのブレスレットは、長らく業界随一の快適性を誇ってきた。しなやかな可動性、絶妙な重量バランス、そして手首に吸い付くような装着感...その完成度はもはや常識を超えている。RGの7128/1RおよびWGの7128/1Gそれぞれの希望小売価格は、1213万円(税込)だ。


キュビタスは、パテック フィリップによっていわば精神的後継機として位置づけられている。ブランドストーリーを再構築して新たな世代に訴求しつつ、過去へのオマージュを込めてフォルムに遊び心を加える...そうした意図が込められているのだ。感情を強く揺さぶられた向きのなかには、“ノーチラスを2025年のカオス文化をとおしてリミックスしたもの”と評する者もいるだろう。これをスポーツウォッチ黄金期へのセンチメンタルな眼差しと受け取るか、それともクッションケース時代の前作に対する笑ってしまうほど控えめな改良にすぎないと一蹴するかは人それぞれだ。だがいずれにしても、これはパテック フィリップのカタログにおける確かな進化の一歩なのである。

パテック フィリップのカタログに、まったく新しいデザイン言語が導入されたという点は注目に値する。スクエアケースのシャープなデザインは、パテック フィリップのほかのモデルとは明らかに趣を異にし、コレクション全体のなかでも異色の存在となっている。しかし、キュビタスのようなスクエアケースが視覚的に際立っている一方で、それを文脈のなかに位置づける歴史的な接点も存在する。たとえば、あまり知られていないが5020や5035などは従来のラウンドケースとは異なる、非伝統的なジオメトリーを採用しており、共通する要素を持っている。特に5020はトノー型ケースを特徴とするモデルとして知られ、クラシカルなラウンドを離れたパテックの系譜のなかでもキュビタスの先駆けとも言える存在だ。このような視点でキュビタスを捉えると、それは突飛な存在というよりも、パテック フィリップのなかに脈々と続く実験的な一面(クラシックからの逸脱を試みる系譜)の延長線上にあるものとして理解できる。そう考えることで、この時計は単なる異端ではなく歴史的な正当性を持った進化形としての意味合いを帯びてくるのだ。

何よりもキュビタスは、現代の時計消費を象徴するタイムスタンプのような存在である。私たちの購買傾向や美意識を、そのまま映し返す大きく光沢ある鏡のような役割を果たしているのだ。まず言えるのは、私たちがいかにジェンタ風のデザインに依存し続けているかという事実だ。そこから逃れることはもはや不可能である。私たちの消費文化はスポーツウォッチに執着している。ちょうどアスレジャー(athleisure、アスレチックとレジャーを組み合わせた造語)に執着しているのと同じように。アスレジャーはもはや単独でファッションを語るスタイルではなく、衣服のあらゆる領域に静かに浸透してしまった。そして、それと同じことがSS製のスポーツウォッチにも当てはまる。私たちはそこから抜け出せずにいるのだ。

こうした圧倒的な人気モデルを取り巻く“ハイプ”から逃れることはできない。それは、個人の表現を犠牲にしてでも、SNS上で富の誇示を糧とする文化のひとつの症状である。ハイプはあらゆる消費カテゴリにまたがって存在するが、SS製の5711が13万ドル(日本円で約1920万円)超で取引されたパンデミック期ほどの熱狂を見せることはまれだ。私たちは今、ルイ・ヴィトンのモノグラムがあふれる世界に生きている。そしてラグジュアリーウォッチはレッドカーペットの上にまで登場し、もはや時計収集という曖昧で閉ざされた世界の外側にいる人々にすらその存在が認識されている。

スポーツウォッチは、今やあらゆるブランドにとってその時代の名刺代わりとなっている。ラグジュアリー業界を構成する主要プレーヤーたちは、この潮流をさらに加速させている。知的な挑戦やビジョンを打ち出すのではなく、ただ消費者の欲望をなぞるかたちで応えているのだ。この不確かな時代に、商業的成功が保証された路線からわざわざ外れようとするラグジュアリーブランドの経営層などいるだろうか?

商業的な魅力とは別に、時計界の聖域ともいえる内側には新しいものを渇望する声がある。しかし皮肉なことに、いま彼らが斬新だと持ち上げているスタイルの多くは、かつてごく当たり前に存在していたものであることに気づいていないようにも見える。私たちが身につけるもの(衣服からジュエリー、そして時計に至るまで)はすべて循環している。トレンドとは時間軸の上に存在するものなのだ。キュビタスが証明しているのは、デザインコードにこそ安心感と親しみが宿るという事実である。それはテイスト、ステータス、アイデンティティを伝える視覚的言語を表している。「こうしたコードは時とともに変化するものの、1970年代に生まれた最も強力なスタイルの多くはいまなお影響力を持ち続けている。たとえその古さが見え始めていたとしても」。こう語るのは、まもなくローンチ予定の新時計ブランド、パターン・レコグニションの創業者マイケル・フリードマン(Michael Friedman)氏だ。「時計業界はこれまで、伝統的に年齢層の高い顧客に向けて展開されてきた。そして今、そのターゲット層、特にジェネレーションXの年長世代がリタイアを目前に控える年代に差しかかっている。彼らにとって1970年代の美学を宿す時計は、単なるレトロ趣味ではなく世代の記憶に深く結びついた象徴的存在なのだ。ベビーブーマーがミッドセンチュリーのデザインや1950年代のツールウォッチに引かれたのと同様に、この世代は自らの最盛期を象徴するものとして、ラグジュアリースポーツウォッチの時代に目を向けているのである」

キュビタス、そしてそれと似たような時計たちは、ある特定のデザイン言語に大きく依存している。それは今、文化的サイクルの終焉に差しかかっているのかもしれない。参照点は明確であり、そこには日に日に強まるノスタルジーが漂っている。しかしそのノスタルジーこそ、そしていまだに共鳴し続けるコードの力こそが、欲望を駆動し続けているのだ。ノーチラス誕生から間もなく50年を迎える今、キュビタスはジェラルド・ジェンタ的デザインに強く影響を受けた時代の最後の反復を示しているのかもしれない。あるいはキュビタスこそが、その最終章なのだろうか。

“フォティーナ”か“ニューオールドストック”かという長年の議論に、1本の時計で決着をつけた。

ヴィンテージ調デザインの時計が発表されるたび、私は目を覆い、その指のあいだから覗き見ながらコメント欄をクリックしてしまう。そして少しスクロールをして、誰もいない部屋でひとりこう叫ぶのだ。“また子どもたちがケンカしてるよ!”。私に言わせれば、ヴィンテージ感を演出するためのただのデザイン手法にすぎない、この“フォティーナ”をめぐる議論はもう何十年も続いている気がする。だがもしもその争いが終わるとしたら? もしも、下に並んだ2本の時計が実は同じ時計だとしたら、あなたはどう思う?


 ニバダ グレンヒェンのアクアマーはかつて存在したスキンダイバーであり、よりカジュアルで日常使いしやすいダイバーズウォッチのスタイルとして、ウォータースポーツが一般市民のあいだでレジャーとして広まり始めた時期に人気を博した。このアクアマーは1960年代に初登場し、当時は3時位置に日付表示を備えていた。しかし現在、その日付表示はある仕掛けに置き換えられている。しかもそれはおそらくこれまで時計に使われたことがないまったく新しいトリックだ。

リューズをひねるだけで夜光の色を切り替えることができる。その仕組みの詳細を知りたい方はこちらから。
 今回ニバダ グレンヒェンは、ソプロード社製の自動巻きムーブメント Cal.P024(パワーリザーブは38時間)の日付表示ディスクを夜光ディスクに置き換えた。このディスクは、ヴィンテージ調の色味とホワイトのルミノバとを切り替える仕様で、オレンジのセンターセコンドと呼応するように、外周にはオレンジのリングがあしらわれている。アワーマーカーに穴が開いていてその下にある夜光ディスクが見える構造だが、イメージとしてはパネライ独自の“サンドイッチダイヤル”のようだ。リューズを操作して日付を合わせるのと同じ要領で、夜光の色を一瞬でヴィンテージ調からモダンなスタイルに切り替えることができる。なかなかクールな仕掛けだ。
 この時計は直径38mm、厚さ12.9mmで、ケース素材には316Lステンレススティールを採用。裏蓋はソリッド仕様で、風防にはダブルドーム型のサファイアクリスタルが用いられている。3つのバリエーションで展開され、大きめの開口部を持つブルーまたはブラックのダイヤルと、レイアウトが少し異なるグレーダイヤルがある。唯一意見がわかれそうなのは、夜光の色を変えられるのはダイヤル部分だけで、針までは変えられないという点だ。ブラックとブルーのダイヤルには色付きの夜光が施されており、グレーダイヤルにはホワイトの夜光針が組み合わされている。
 価格は税抜きで1050ドル(日本円で約15万円)で、さまざまなストラップオプションが用意されており、SS製ブレスレットの場合は追加料金がかかる。個人的にはトロピックストラップ仕様を選びたいところだ。


我々の考え
お察しのとおり、“フォティーナ”をめぐる終わりの見えない論争について私なりの意見がある。そしてどちらの立場かもすでに決めている。もちろんこんなことを言えば火に油を注ぐことになるのは分かっているが、この時計(そしてこの記事)がちょっと“波風を立てる”ようなものだとしても、時計も私の皮肉も愛から生まれているのだ。個人的に、これはとても楽しくて魅力的な1本だと思っている。

 ニバダ グレンヒェンは着け心地のよい優れたスキンダイバーを手がけている。ソプロード社製ムーブメントに否定的な声があるのは承知しているが、この価格設定は十分に妥当だと思う。グレーダイヤルについては、やや視認性に難があるかもしれない。上層のダイヤルの影が下にあるインデックスを覆ってしまっているように見えるからだ。ただ、ブルーダイヤルにブルーのトロピックストラップを合わせたモデルは夏にぴったりの爽やかな1本だろう。



基本情報
ブランド: ニバダ グレンヒェン(Nivada Grenchen)
モデル名: アクアマー(Aquamar)

直径: 38mm
厚み: 12.9mm
ケース素材: 316Lステンレススティール
文字盤色: グレー、ブルー、ブラックの3種類
インデックス: サンドイッチダイヤルとプリント
夜光: クリーミーな“パティーナ”夜光とホワイトの夜光
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: さまざまなストラップやブレスレットのバリエーション


ムーブメント情報
キャリバー: ソプロード社製P024(Soprod P024)
機能: 時・分表示、センターセコンド表示、切り替え可能な夜光
パワーリザーブ: 38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
クロノメーター認定: なし
追加情報: 風防にはダブルドーム型のサファイアクリスタル

価格&発売時期
価格: 税抜きで1050ドル(日本円で約15万円)から
発売: すぐに
限定: なし

オススメ4モデル「冬のボーナスで腕時計を買おう!」

オススメ4モデル「冬のボーナスで腕時計を買おう!」

2年ぶりの「「冬のボーナスで腕時計を買おう!」2019年にオススメしたモデルを振り返る」です。

2019年の冬のボーナス時期(12月末)にオススメした4本の時計を、翌2020年では相場がどう変化したのかチェックしましたが、昨年はすっかり忘れて2年ぶりとなりました。

ね~、タイミングが悪い(笑)

昨年末だったら、こんなに相場が変わりましたよ!って内容で書けましたが、今年はねぇぇ・・・特に現在は相場が悪いのです。インパクトの無い内容になるかも知れません。

でも流石にオススメした2019年と比較すれば、まだまだ下がっていないとは思います。

あの時オススメしているので、下がっているわけにはいかないのだ!

 

1.オーデマ・ピゲ 15500ST.OO.1220ST ロイヤルオーク41mm


まずオススメした1本目は、2019年の新作ロイヤルオーク 15500STです。

前作15400STと同じ41mmですが、自動巻きキャリバー4302へとムーブメントを変更しています。

発売当時国内定価は2,200,000円でしたが、現在は2,365,000円に上がってしまいました。
と、2020年のブログを引用しながら現在の相場をチェックしていきます。

国内定価がさらに上がっており、現在は3,190,000円。

2019年から3年で100万円も定価が上がるって信じられませんね・・・。

コスト高に円安と最悪な時期です。

ただ定価で欲しくても買えないというオマケ付き。

とても良いモデルですので、オススメはしたいのですが・・・

 

こちらは2019年12月のChrono24。

15500ST系ではグレー文字盤が1番安かったですね。

「TOP」のタグが付いているのはお金を払って1番先に表示するサービスを利用した投稿です。

2019年の最安値は税抜250万円でした。今見ると安い!

それでも当時の定価以上。

 

こちらが2020年12月。

最安順にソートすると黒文字盤とシルバー文字盤が出てきました。

グレーより数が多いのかな。

最安値も税抜300万円からスタートと、1年で相場を50万円も上げています。

 

そしてこちらが現在2022年の15500ST。

最安掲載は2021年の保証書付きグレー文字盤。

税抜で490万円!

中古ですが、定価の約1.6倍・・・元々スティールの3針モデルに300万円?って言うくらい高級モデルなのにプレミアム価格。

2019年に背中を押されて買ってくれた方いらっしゃったかな?

当時のプレ値の300万円で買っててもまったく損していません。

 

新品未使用品の相場を価格ドットコムのグラフから見てみますと現在は約900万円。

いやいやいや・・・中古との差がかなり大きく開いていますね。

一時期1000万円ちかくまで上がっているのも凄いですけどね。

因みにブルー文字盤は高過ぎてオススメできません。

 

こちらは楽天市場です。

まだ500万円台で販売されていますが、数が多いのでもう少し時間が経てば400万円台になるでしょうか。それでも充分高いですけど。

 

2.オメガ 310.20.42.50.01.001 スピードマスターアポロ11号 月面着陸50周年記念


2本目はスピードマスターアポロ11号 月面着陸50周年記念モデル 310.20.42.50.01.001です。

コーアクシャル脱進機搭載のキャリバー3861、限定本数は6,969本、国内定価は1,133,000円。

限定とは言え7000本近いのと、定価が100万円オーバーなので爆発的には人気となっておりませんが、作りは非常に良かったです。

個人的にはブレスレットが特別格好良く感じました。
こちらも定価が上がり現在は1,320,000円。

6969本もあるのに完売ですからね、スピードマスターの人気も上昇中。

 

2019年の新作でしたが・・・2019年の12月では国内定価以上の相場になっていました。

 

が、2020年12月には相場が下がっています。

やっぱり限定数が多すぎたかな?

しかし・・・

 

ジャ~ン!

現在は税抜180万円が最安値!

かなり出世しましたね。

文字盤デザインも格好良いし、ブレスレットの形状もイケています。なによりアポロリミテッドが出なくなってきたので、新キャリバーのこちらの評価が上がってきたのかも知れません。

2019年にオススメしつつ、2020年では下がっていたのでちょっと心配しましたが・・・

 

現在は高評価モデル。

一安心(笑)

 

3.ロレックス 226659 ヨットマスター42mm


3本目は新作ヨットマスター 226659で、新キャリバー搭載、ホワイトゴールドケースは42mmと大型化しています。。

おそらくアクアノートのホワイトゴールドケースを意識しているんだろうと思いますが、コレは実物が非常に非常に良かった。

ロレックスを見直しちゃいました。

しっかりした重さと、美しいケース、シックですがスポーティで視認性の良い文字盤。

当時の国内定価は2,940,300円(2020年1/1に変わり現在は3,052,500円)。

高級モデルですが、更にプレミアム価格になっていますね。

新作だってのもありますけど、本気で一生モノの腕時計だと思います。
そしてロレックスです。

12月に入り新宿GMTさんのセールは目を疑うほど安価なものが数多く並びますが、それでも完売しにくくなっているのがロレックス含めプレミアム価格が付いた時計たち。

相場がだいぶ落ち込んでいます。

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私の予想では2021年の年末くらいまでは下がるかな?なんて思っていましたが、気付けば2020年の年末くらいをゴールに突き進んでいる感じがしますね。

デイトナ黒なら300万円、こんな感じでしょうか。

で、ホワイトゴールドのヨットマスター42です。

 

今年の新作にファルコンズアイ文字盤とイエローゴールドのYM42がラインナップし話題になりましたが、さてさてノーマルモデルの226659の相場はどうなったかな?

2022年の9月に国内定価は3,516,700円に改訂されました。

 

こちらは2019年のChrono24。

当時の定価294万円を少しだけ上回る税抜310万円ほどから掲載されていました。

 

そして2020年。

あまり変わっていませんね。

 

で、2022年・・・

個人出品を除けば最安は税抜387万円、新品394万円と、どうでしょう2020年よりは高くなっていますか。

 

楽天市場を覗くと中古で410万円くらいからと、Chrono24と同じような相場ですね。

 

4.ロレックス 新シードゥエラー43mm 126600 初期モデル「ノークラウン」


4本目は2017年の新作シードゥエラー43mm 126600の中古品になります。

やや稀少性が増してきていて現行機なんですが文字盤が現行機と違うんです。

「王冠なし」の旧文字盤、コレね「今のうち」に買っておいたらどうでしょう?と言う話です。

新古品を探しても良し、普通に中古品でも良し、保証書付きにしましょう。

当時の国内定価は 1,197,900円(2020年1/1に変わり現在は1,230,900円)。

中古相場は140万円くらいからでした。
さて、最近あまり聞かなくなった「ノークラウン」のシードゥエラー43です。

ノークラウンにはあまり関係ありませんが現在の126600の国内定価は1,533,400円と、2019年時に比べると34万円も上がっています。

少しだけレアな文字盤、ノークラウンの相場をチェックしてみましょう。

 

こちらがオススメした2019年の相場。

およそ140万円(税抜)からの掲載でした。

定価に比べれば少し高い程度で、王冠なしの認識も薄い時代ですね。

 

で、2020年。

ロレックス全体の相場が上がったことでノークラウン(2017年で絞ってます)の相場も上向き。

 

そして最後、おちらが現在2022年のChrono24。

微妙ですが税抜178万円程から掲載されています。

2017年製造で絞っていますが5年も経つので中古は状態もかなり差があるでしょう。

なんやかんやで下回っていませんが、そこまでオススメじゃなかったのかも知れません。

2019年に私のオススメで購入された方いらっしゃいますか?まだ使用されていますか?

スミマセン、まだこれからです!


4モデルどれも価値を下げていませんね。

なかなかなオススメだったと思います。

中でもロイヤルオークとシードゥエラーは「当たり」だったのではないでしょうか。

我ながら良いオススメでした。
今回も4本とも何とか価値を下げていませんでした。

良かった。

ちょっと相場の動きが下向きなので、次回大きく結果が異なるかも知れません・・・

パネライ PAM01347 PAM01348 ラジオミール オット ジョルニ ブルニート eSteel キャリバーP.5000が新登場。

ヴィンテージ調の雰囲気を持つこの新作は「パネライ PAM01347 PAM01348 ラジオミール オット ジョルニ ブルニート eSteel キャリバーP.5000」。

ブラウンカラーもブルーカラーもスペックや定価は同じです。国内価格は1,293,600円。

パネライスーパーコピー時計代引き 優良サイトかなり気になるキーワードが含まれていますが、1つ1つ見ていきましょう。

まずラジオミールは流石に皆さんご存知ですよね?ルミノール以前のクッションケースで、パネライ的なリューズガードが無く、ラグもワイヤーラグを使用した古い形を現代風に蘇らせたシリーズです。

で、次ですよ、オット ジョルニ。「Otto Giorni」は8日間の意で、搭載ムーブメントのキャリバーP.5000のパワーリザーブが8日巻きなんです。凄いですね8DAYSが当たり前のパネライキャリバー。192時間ですよ、実際はもう少し長く動くのでしょう。手巻きとなっております。


そしてブルニート eSteel、スティールじゃなく「e」スティールです、ほとんどリサイクル金属で作られたパネライの合金がeSteel、そしてPVDを掛けヴィンテージ調にしたのがブルニートeSteelです。

ね、ここまでわかれば頭の中でもイメージできちゃいますね。

45mmと大きいのですがパネライは不思議と大き過ぎません。

 

PAM01347 ブラウン

ラジオミール オット ジョルニ
PAM01347
¥1,293,600

 

技術特性
ムーブメント
手巻きメカニカル、パネライ自社製P.5000 キャリバー、径15½ リーニュ、厚さ4.5mm、21石、グリュシデュール®製テンプ、振動数21,600回/時。インカブロックパレショック®耐震装置。パワーリザーブ8日間、2バレル、構成部品146個。

 

機能 時
ケース 直径45mm、ブルニート eSteel™
ベゼル ブルニート eSteel™
ケースバック ねじ込み式、サファイアクリスタルのシースルー
リュウズプロテクター
防水機能 “10.0 bar (~100.0 metres)”

ストラップ カーフ Cioccolato, Cioccolato ステッチ, 27.0/22.0 スタンダード サイズ

 

敢えての加工がパネライには良く似合いますね。凄い雰囲気あって格好良い。

針はゴールドでも良かったかな。

PAM01348 デグラデブルー

ラジオミール オット ジョルニ
PAM01348
¥1,293,600

 

技術特性
ムーブメント
手巻きメカニカル、パネライ自社製P.5000 キャリバー、径15½ リーニュ、厚さ4.5mm、21石、グリュシデュール®製テンプ、振動数21,600回/時。インカブロックパレショック®耐震装置。パワーリザーブ8日間、2バレル、構成部品146個。

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機能 時
ケース 直径45mm、ブルニート eSteel™
ベゼル ブルニート eSteel™
ケースバック
ねじ込み式、サファイアクリスタルのシースルー
リュウズプロテクター
文字盤 デグラデブルーに夜光アラビア数字とアワーインデックス。9時位置にスモールセコンド
防水機能 “10.0 bar (~100.0 metres)”
ストラップ Scamosciato Blu profondo, Blu profondo ステッチ, 27.0/22.0 スタンダード サイズ

 

ルイス・クー(古天樂)さん。

PAM01349 カリフォルニア

ラジオミール カリフォルニア
PAM01349
¥1,634,600

 

技術特性
ムーブメント
手巻きメカニカル、パネライ自社製P.5000キャリバー、径15½リーニュ、厚さ4.5mm、21石、グリュシデュール®製テンプ、振動数21,600回/時、キフパレショック®耐震装置、パワーリザーブ8日間、2バレル。

機能 時
ケース 直径45mm、ブルニート eSteel™
ベゼル ブルニート eSteel™
ケースバック ねじ込み式、サファイアクリスタルのシースルー
リュウズプロテクター
防水機能 “10.0 bar (~100.0 metres)”
ストラップ CALF LEATHER , ステッチ, 27.0/22.0 スタンダード サイズ

 

グリーンカラーのカリフォルニア文字盤も素敵です。このモデルもオット ジョルニ(キャリバーP.5000)で ブルニート eSteel なので仲間ですね。

まとめ

いかがでしょうか?

「【2023年新作】パネライ PAM01347 PAM01348 ラジオミール オット ジョルニ ブルニート eSteel キャリバーP.5000 ¥1,293,600-」でした。

シンプルですがギミックの効いた格好良いラジオミールですね。

ポテっとしたフォルムにヴィンテージ加工、文字盤の雰囲気も最高です。

価格も8日巻きと言うスペックからすれば高過ぎはしないと思いました。

セカンドマーケットで100万円切るようなら「あり」なんじゃないでしょうか?

     

ウォッチズ&ワンダーズ会場から。

これは格好良い。

それではまた!

グランドセイコー SBGH315 メカニカルハイビート36000 銀座ネイビーブルーが新登場。

昨年のSBGH297 銀座の街並みスカイブルー文字盤が、驚異的なプレミアム価格で売買されたのも記憶に新しい「銀座限定モデル」のグランドセイコー最新作が降臨!

 

2023年のグリッドパターンは「銀座の朝の晴天のように気持ちの高まる、爽やかな群青色をダイヤルに採用」とあり、「銀座」の朝の街並みを表現したモデルとなっています。

販売店舗も徹底していて「銀座のショップ」でしか買えません(グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座 ・グランドセイコーブティック 銀座・銀座三越 新館4階 ウォッチ ・松屋銀座 時計サロン ・日新堂 銀座本店 + 6月下旬オープン店)。今年もやりますよぉ!


日本・銀座のみの限定展開で販売数はわずか400本、定価は847,000 円となっております(昨年より140本増え77,000円値上がりしています)。

メカニカルハイビート36000(キャリバー 9S85搭載)40mm、万人にフィットするのではないでしょうか?

SBGH315

国内限定400本
メカニカルハイビート 36000 銀座限定 2023モデル
Heritage Collection
SBGH315
847,000 円(税込)
2023年7月発売予定

 

銀座の朝の晴天のように彩られた限定モデルが登場
セイコーの創業の地であり、当時から変わらず日本を代表する魅力的な街、銀座。目抜き通りに立ち並ぶビル群が朝日に照らされるなか、数多の店舗のドアが開かれ、一日の幕が上がります。

今回の銀座限定モデルは、銀座の朝の晴天のように気持ちの高まる、爽やかな群青色をダイヤルに採用。ダイヤルのパターンには、このモデルならではの「銀座グリッドパターン」をあしらいました。型打ちの格子模様の上に重ねて透明印刷されたグリッドパターンが、光にかざすとさりげなく輝きます。


ムーブメントには、「グランドセイコースタジオ 雫石」で熟練の匠の技によって組み立てられた10振動のメカニカル・キャリバー9S85を搭載しています。

※この製品は、取扱店舗リストに掲載されている銀座エリアの5店舗および他1店舗(2023年6月下旬開店予定)のみでのお取り扱いとなります。
※新店舗での開店前のご購入予約は受け付けておりません。

 

スペック
Exterior
外装: ステンレススチール 裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス
裏ぶた仕様: シースルースクリューバック
ガラス材質: ボックス型サファイア
コーティング: 内面無反射コーティング
ケースサイズ: 横 40.0mm 縦 47.0mm 厚さ 12.9mm
バンド幅: 21mm
中留: ワンプッシュ三つ折れ方式
Movement
ムーブメント: 9S85 Instructions
駆動方式: メカニカル 自動巻(手巻つき)
駆動期間: 最大巻上時約55時間持続
静的精度: 平均日差+5秒~-3秒
グランドセイコー独自の規格に基づき、工場出荷前にムーブメント単体の状態で、6姿勢差・3温度差の条件下で測定した場合の精度です。実際にお客様がご使用になる環境下での精度(携帯精度)とは異なります。また、メカニカルモデルの特性上、ご使用になる条件(携帯時間、温度、腕の動き、強いショックや振動)によっては、前記の精度の範囲を超える場合があります。
携帯精度: 日差+8~-1秒
Functions
防水: 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁: あり
その他:
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
ねじロック式りゅうず
石数 37石

 

まとめ

いかがでしょうか?

「【2023年新作】グランドセイコー SBGH315 メカニカルハイビート36000 銀座ネイビーブルー 銀座限定400本 40mm」でした。

今年も争奪戦になりますかね?

 

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2022年モデルはターコイズブルーがトレンドと言う事もあり爆発的に人気を獲得しましたが・・・今年のネイビーブルーはグランドセイコーらしいとは言え、普通と言えば普通なカラーです。

実際のグリッドパターン文字盤がどれだけファンの心を射抜くかが鍵でしょう。

価格も上がり限定数量も増えますので、欲しい方に届くようになると良いですね。

気になった方は是非予約をしに銀座のお店に行ってみてください!

今年はオンラインブティックでの販売はどうなるのかしら?

詳細がわかりましたら追記していきます。

(オンライン販売は無かったみたいですね今回は)

2023.07

早速セカンドマーケットに登場しました。

2022年モデルはビックリするほどのプレミアム価格になっていたので買って売ってが出てくるのは当然と言えば当然。

 

さて、フリマアプリなどでは90万円切っており、

 

コミット銀座さんでは99万円。

定価は847,000円ですので、仮にコミット銀座さんで委託販売したとすると90万円から3%が手数料で引かれ873,000円、・・・26,000円のために転売するんですかね・・・

ご優待などで定価以下で購入出来てるのかな?

今年のモデルはなかなか厳しい案件ですね。

セイコーセレクション ソーラー “ローレル” SBPX149 / STPX099 セイコー腕時計110周年記念限定が新登場。

セイコー腕時計110周年記念
セイコースーパーコピーn級品代引き 優良店国産初の腕時計「ローレル」のデザインをオマージュした限定モデルを発売
国産初の腕時計「ローレル」をオマージュし、そのデザイン要素を取り入れた数量限定モデル全11機種を10月7日(土)より発売いたします。<セイコー プレザージュ>、<セイコー プロスペックス>、<セイコー アストロン>、<セイコー 5スポーツ>、<セイコー ルキア>、<セイコー セレクション>の6ブランドからなる11モデルの希望小売価格は、36,300円(税込)〜220,000円(税込)です。1913年発売 国産初の腕時計「ローレル」 へのオマージュを込めたデザイン、初代「ローレル」の特徴である、白いダイヤル、「12」の数字に配された赤の差し色、ブラウンのレザーストラップ。これらのデザイン要素を11モデル共通で取り入れ、展開します。

と、言う事で11モデル順にご紹介。

少し時間が空きましたが続きます・・・、7・8モデル目は、安価なセイコーセレクションからソーラークォーツのペアサイズモデルです。

もちろん、2本セットではありませんので、どなたが買って着けられても構いません。

シンプルに1番顔がローレルに近いですね。

アラビア数字のフォントなんか、そのまんまです。

セイコー腕時計110周年記念限定モデルのローレルオマージュモデルですので、何となくローレル味を感じたかった方には最適解なのではないでしょうか?

本家には無いデイト表示もあり、光で動くソーラームーブメントで放っておいても着けたい時に時刻がだいたい合ってるし、フル充電で10ヶ月間も動いてるし、10気圧防水もあるし、重さも50グラム以下。


38.7mmのメンズ SBPX149も、27.8mmのレディースモデル STPX099も、国内定価36,300円、それぞれ500本限定です。

 

SBPX149

SBPX149
セイコーセレクション
メンズ ソーラー
36,300 円(税込)
2023年10月 発売予定
セイコー腕時計110周年記念限定モデル
国内限定500本

 

スペック
Movement
キャリバーNo V157
駆動方式 ソーラー
精度 平均月差±15秒
駆動期間 フル充電時約10ヶ月間
石数 2石
機能
・過充電防止機能
・即スタート機能
・カレンダー(日付)機能つき

ケース・バンド
ケース材質 ステンレス
ケースサイズ 厚さ:9.6mm 横:38.7mm 縦:44.4mm
ガラス材質 サファイア
バンド材質 皮革(ステア)


時計仕様
防水 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 あり
その他特徴
・裏ぶた「LIMITED EDITION」表記

 

STPX099

STPX099
セイコーセレクション
レディス ソーラー
36,300 円(税込)
2023年10月 発売予定
セイコー腕時計110周年記念限定モデル
国内限定500本

 

スペック
Movement
キャリバーNo V137
駆動方式 ソーラー
精度 平均月差±15秒
駆動期間 フル充電時約6ヶ月間
石数 0石
機能
・過充電防止機能
・カレンダー(日付)機能つき

ケース・バンド
ケース材質 ステンレス
ケースサイズ 厚さ:7.3mm 横:27.8mm 縦:33.5mm
ガラス材質 サファイア
バンド材質 皮革(ステア)

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時計仕様
防水 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 None
その他特徴
・裏ぶた「LIMITED EDITION」表記

 

まとめ

いかがでしょうか?

「【2023年新作】セイコーセレクション ソーラー “ローレル” SBPX149 / STPX099 セイコー腕時計110周年記念限定 ¥36,300-」でした。


ホワイトダイヤルに赤色の差し色を施したデザイン。
ダイヤルのアラビア略字は、初代「ローレル」をイメージしたフォントを採用。
日付表示つきのシンプルなソーラーウオッチなので、様々なシーンで着用いただけます。
これでスモールセコンドだったら良かったですね。